インド旅7日目 (2017/3/9)

3月9日 ランタンボール

本日も6時半起床。
早起きはすごく苦手なんだけど、サファリだとちゃんと起きられるのはなぜだろう。

7:20 エントランスに行って待っていても、なかなかキャンターが来ない。20分ほど待って門番の人に事情を話したら、手配した人物の連絡先は分かるか?というので、マンシー氏のケータイ番号を教えて電話してもらった。どうやらキャンターはたくさんのホテルに寄っているため、遅れているらしい。
やっぱりプライベートジープがいいな〜。30分くらい待って、ようやく我々の過積載キャンターが到着。

昨日そんなに寒くなかったので、ゴアテックス系ジャケットとTシャツという格好で参加したのでけれど、これだけだとやはり寒い。フリースも持ってくるべきだった。しかし欧米人とかインド人たちは平然とTシャツ短パンみたいな装束なので、私がひ弱すぎるだけなのかな。

ワニがいる。
けっこう多様な生物がいるのだけれど、運転手もガイドもトラにしか興味ないんだよね。カーストの国だからかしらん。トラがとにかく偉くて、他のアニマルズはどうでもよくね?的ムードもある。
ガイジンにしてみれば、野生の孔雀がわらわらいるだけでかなりコーフンするんだけど、原住民にとっては孔雀なんてハトかスズメ程度の存在なのかもな。

湖の近くでジープが4、5台停まっている。これはもしやトラ様か?

めっちゃ間近にキターーーー!!
遠くの河原にいたんだけど、数百人のファンが殺到している事に気がつくと、わざわざジープの前まで歩いてきてくださった!!

グルーピーたちはトラ様降臨でもはや失神寸前、暴動寸前!!

ランタンボールで一番サービス精神があったトラ。
Arrow head「矢じり姫」と呼ばれている。
視線の先にはシカがいた。

う・つ・く・し・い

こんなに間近で野生のトラ様を拝めるなんて思わなかったな。
インドまで来た甲斐があったよ。

しかし、これほどのカリスマ的人気を誇る大型ネコ族ってなんで絶滅寸前なんだろう。
私もそうだけど、大型ネコの保護目的ならまとまった金額を寄付しても良い、と考える人は多いはず。例えば世界中のネコグルーピーたちからお金を集めてトラの生息地域を地上げして公園にするとか出来ないのかしら。そしてたくさん寄付した人には特別なサファリドライブ権が与えられるの。

昨日と同じ様にトイレ休憩。トイレ小屋の近くにいる鳥が人間に餌付けされているらしく、人懐っこかった。

シカと孔雀は仲良しで、よく一緒にいる。

ホテルに戻ると、池で猿の家族が遊んでいた。

サファリに参加した際、ドライバーとガイドにそれぞれ200ルピーのチップを渡したけれど、それが相場通りなのかよくわからない。30人乗りなので、15組の客がいると想定すると、もし全員が200ルピー渡したら3000ルピーか…。ちょっと多すぎるかな。でも渡していない人も結構いたからな。彼らはそれが主要な収入かもしれないので、渡したほうが良いことは確か。
1日つきっきりの専属ドライバーのチップが500ルピー程度なので、多分200くらいじゃないかと思うんだけどね。プライベートジープならガイドと運転手あわせて500くらいかな?

ホテルに戻ってからブランチを食べる。

茹で卵が灰色で驚いた。しかし昭和のイナカ育ちの家人によると、昔はこういう色の茹で卵がよくあったらしい。
日本以外のたいていの国でいつも思うことだが、野菜や肉やらの生鮮品が美味しい。日本は自給率が低いし、流通の手間と時間がかかるし、見た目にこだわる消費者が多いから、生鮮品のクオリティが低いんだろうな。

シゲタトラベルからジープではなくキャンターになっていた件について返事はない。
しかし、3回のサファリで十分満足したし、本日の夕方と明朝のサファリはパスすることにしたので、もはやどうでも良い。
ジープの手配ついては、いろいろ手違いが起きやすいようなので、プライベートジープにこだわる場合はよくよく確認したほうが良いと思うよ。また繁忙期だとプライベートジープは不可の場合もあるっぽい。

素敵なプールもある。
しかし誰も泳いでいないので、ここに座っていたらスタッフたちにガン見されそう。

子供の頃はプールがあったら必ず入っていたのに、大人になると入らなくなるよなあ。
せわしない旅程はイヤだね。

この日はブランチの後、ランチも食べて、部屋でネットやりながらゴロゴロした。
そして夕方にはスパでシロダーラを体験。油をおでこに垂らすやつ。これがすごく不思議な体験で面白かったよ。基本的にはヘッドスパ的な気持ち良さなんだけど、おでこに油が当たり続けると、なんだか急に覚醒する瞬間があるのだ。パーっと意識がクリアになってキモチイイ!これは一種の麻薬的快感なのではないだろうか。

我々の部屋はやけに窓が多くて、クローゼットなども窓の前に置かれている。なんでそんな設計にしたんだろう、と思っていたのだけれど、外観を見て納得。レプリカント・パレスなので、マハラジャの宮殿様式を忠実に踏襲しているんだね。多分本来は周囲を観察するための最上階の塔みたいな部屋なんでしょう。

このホテルは敷地が広大で爽やかだし、インテリアも美しい。近くにアマンなどもあるみたいだけどランタンボールでトラ狩りをするならここが一番良いんじゃないかな。アマンは一泊10万円。ナハルガは三食込みで一泊2万円。インド料理はすごく美味(西洋系は微妙)。スタッフも親切。

ここも1週間くらいステイして、サファリドライブは毎日1回以下にして、周囲の村の観光などもしながらダラダラ過ごしたいな〜。

夜はまたバーベキューだった。
庭に太ったネコがいたので、給仕に聞いたところ迷い込んできたノラ猫らしい。厨房でチキンをもらっているので太って大きくなってしまったという。
給仕が「カレーは辛すぎないか?」と聞いて来たので、インド料理は最高、日本では食べたことがないような美味である、いったい何が決め手なんだろう?と聞いたら、材料や作り方をメモ付きで熱心に教えてくれた。

ライスはお湯でボイルした後ザルにあけてビネガーをかけて蒸らすとか、知らない知識を色々授けてもらったよ。そして科学調味料はダメだ。体に悪い。などとインドのイナカとも思えない意識高い説教もされて、もし希望があれば料理教室をやってもいい、などとどんどん話がふくらみ、フェイスブックのお友達になってしまった。

部屋に戻るとスパのマネージャーから電話がかかってきた。アグラのヒルトンのコンシェルジュにコンタクトしてみたところ、なんと2割引で施術を受けられと言っている!ぜひ行ってみてくれよな。そしてこんなに親切な私どもについてトリップアドバイザーで良いコメントを残してくれよな。といった趣旨。
わりとこういうノリのインド人多いよね。商売っ気モリモリで抜け目ないけど憎めないような。私は好きだけど、イヤだと思う日本人もいるのかな。

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