ロシア東欧旅行6日目(2018/7/19)

成田
ヘルシンキ
サンクトペテルブルク
モスクワ←今ここ
ワルシャワ
クラコフ
ブダペスト
ドバイ
羽田

7/18

窓外が明るくなってきたので起きる。
ソビエトっぽい眺め。

朝食。降車する1時間ほど前に持ってきてくれる。

フレッシュジュースが嬉しい。

ミルクがゆも結構好き。クリープが入っているような、ややキッチュな味だけど好き。

モスクワに到着。
ハイヤーの運ちゃんがホームまで荷物を運びに来てくれる。とりあえすホテルへ向かう。

モスクワの宿はSovietsky。
1950年代にソ連の高級官僚社交場として建てられた不吉な豪華ホテル。なぜかモスクワ中心部から少し離れた辺鄙な立地。それもなにか怖ろしげな謂れがあるに違いない。
tripadviserで発見して、その不穏さに目が釘付けになったよ。いったいこの館で何人が暗殺されたんだろうか…。たぶんここがモスクワのメイン目的地なので、後ほど詳しくレポートする。

アーリーチェックインをお願いしていたのだが「12時からしか入れない」と言われてしまった。やはり前日分から予約しておくべきだった…。
ロビーのトイレを借りたところ、一種のニーハオトイレだった。

お分かりになりますか?トイレが全部西部劇に出てくるバーの入り口みたいなスカスカの扉なんですよ。しっかり閉まらないし、鍵もないの。

眠くてフラフラするけれど、メトロに乗って赤の広場へ行ってみることにした。

モスクワはエスカレーターも高速だし、電車のドアは目にもとまらぬスピードでドカーンッと無慈悲に閉まる。あれくらい厳しくドアを閉めれば駆け込み乗車なんて誰もしなくなるはず。体切断されるもん。

あとイトコも私も日本では大柄な方なので、普段は巨人族として生きているわけですよ。それが北欧とかロシアに来ると小人族になるわけです。メトロの構内とかで、ロシアンって巨大な上にすごいスピードで歩くんだよ。怖い。でも考えてみれば品川駅なんてもっと人が多くて激しく行き交っているんだよね。背が低い人はきっとかなり怖い思いをしているんだ、と気がついた。

朝なのでまだ空いているワシリー大聖堂の中へ入ってみた。

なんとなくインドを想起させる。

これは絵の上に彫金の絵を重ねて立体感を出しているのだ。なんで中世の人ってメダカみたいな体型なんだろう。古代ギリシャとかあんなに写実的なのに。

天井も、普通のヨーロッパの教会みたく高くはない。

温かみと神秘性があって普通の巨大な教会より霊的な印象。
なぜかほかの観光客たちから「カメラのシャッター押してくれ」とやたら頼まれた。わりとよくそういう目にあう。

ロシアが誇るグム・デパート。「デパート」という概念を作った老舗。19世紀末創業。

そういえば「プーチンNo. 1」というプーチンをイメージした香水が爆誕した際、取り扱いはこのグムの化粧品売り場のみだったんだよ。それ欲しくてebayなども漁ったけど見つからなかった。

ディズニーランドのアーケードにクリソツ。真似してるんだと思う。

モスクワは物価がトーキョーとほぼ同じ。グムのオシャレカフェでランチ食べたら1人2000円くらいした。

1階の食品売り場には惣菜コーナーもあり便利。パン屋さんが素晴らしい!ロシアで食べたパンの中では一番美味しかった!

なんでも美味しかったけど、揚げてないピロシキは特にオススメ。

ケーキも可愛い。

午後になったし疲れたので、私と息子はホテルに戻ることにする。イトコはメトロ巡りをするそう。モスクワのメトロは美麗なので観光名所になっているのだ。
こんな感じで私は体力がないので、旅先で仲間と一緒に行動することができない。

ウーバーでホテルに戻り、チェックイン。
本当は「スターリン・スイート」という部屋に泊まってみたかったのだが、怖すぎる&高いのでクラブ・スイートで我慢した。

エントランスの正面の階段。


偉大な指導者たちの肖像画。

ロシアンってピアノが好きなんだってね。ボロいアパートでもピアノがあるのが普通って五木寛之センセが言ってた。

最上階のスイートが並ぶ廊下。

廊下に青白い光を放つ大きな水槽が置かれていてホラーゲーム感あり。イベントのトリガーになりそう。

スターリン・スイートのドア。我々の部屋は2部屋隣。たぶん隣の部屋はスターリンの従者用だから、我々の部屋は腹心の官僚用かな。

玄関ホール、リビング、寝室、バストイレ、という構成。

室内にもピアノがある!!

ソ連崩壊後は全く調律されてない様子。弾いたらホラーゲームっぽい音がした。

浴室は清潔だった。

木製の二重窓。景色はこんな寒々しい。どうしてこの立地なのかな。核シェルターにつながってるとか?ソビエト感。

室内はかなり上質。1950年代のソ連製とも思えない贅沢さ。
例えばドアノブとシャンデリアが同じ材質で作られている。

木材も20世紀初頭以前のアンティークのような良い質感のものを使っている。通風口やラジエーターのカバーも彫金されていたりして、1930年以前に建てられた建築っぽい。
すごいなーソ連。「贅沢は非国民」なのに。

「恐れていたほど不気味じゃないや」と思い安心していたのだが、夜誰もいない廊下に出たら、めちゃんこ怖かった!


メイドが歩いているのだが、心霊写真っぽい。

シャイニング感あり。このホテルで何人が殺されたか分からんもんね…。

水などを買いたかったので、近所のスーパーに行ってみた。

ホテルの周りはこんな雰囲気。

スーパーというか、小さい商店が寄り集まった屋内マーケットだった。カード使えないし、英語もほぼ通じない。でも下町っぽいおばちゃんが親切に対応してくれた。サンクトペテルブルクでも感じたんだけど、ロシアンってなんか下町っぽい。

なんだかよくわからないパンをいろいろ買ってみたけど、あまり美味しくなかったよ…。水も間違えてガス入りを買ってしまった。ガス入りは沸騰させればガス抜けるよ。

次の日に続く

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