2015 ヨーロッパ周遊旅行(2015/7/22)

羽田
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本日は移動日なので、体力温存のため、高いルームサービスの朝食を頼んでみた。
一人分をシェアしたんだけど適量だったよ。全てが繊細で美味しく、ドイツに来て初めてまともな食事を食べた感じ。
日本だと、例えばホテルオークラに泊まってホテル内で和食を食べれば、街中で食べるよりたいてい美味しいものが簡単に食べられるじゃない。その土地の高級ホテルに泊まった場合、へたに外食するよりホテル内で済ませた方が間違いないかもね。高いけど。

ボーイが凛々しいドイツ人で(ほとんどのスタッフがガイジン)、チップを受け取る隙を作らないような身のこなしだったのも好感が持てた。この感じがこのホテルの本来の姿なんじゃないかと思う。

昼にチェックアウトして、フランクフルト駅まで徒歩で移動。

途中にユーロマークがあったよ。
ユーロマークって、すごいデカイんだね!ビックリ!

東海林さだお先生が「旅は大きさを確認するためのものである」という名言を吐いておられたけれど、本当にその通り。

ヨーロッパの長距離鉄道に乗るの初めてなので、ドキドキ。
何があってもいいように1時間くらい早めに来た。
チケットは全て事前にネットで購入している。日本の駅みたく路線によって改札が違うとか、そういう複雑さがないので、慣れると簡単かも。
あとドイツは治安が良く、比較的時間も正確なので、ヨーロッパ鉄旅初心者に良さそう。

フランクフルト〜リューデスハイム間は、座席指定などができないタイプの普通の鉄道なので、大きいスーツケースを持っているとやや煩わしい。たまたま座れたから良かったけど、老人とか幼児とか連れている場合、鉄道よりハイヤー手配した方がいいかもね。

リューデスハイム駅に到着。

当時、SIMカードがなくMaps.meもなかったので、道が分からなくて困惑したよ。観光客っぽい人が歩くのに付いて行ったら、無事に目的地の「ライン川クルーズの船着場」に到着できたけど。

次の船が出るまで時間があったので、近くのカフェで休憩。

場末の観光地的な雰囲気。

ドイツ名物ライン川くだり!

盗賊に堕ちた貴族が悪徳の栄えを謳歌した城などが次々に現れる。
でも、なんか日本のイナカの観光地の遊覧船みたいな雰囲気でいい。

日本人が所有している城もあるんだよ。通称「ネコ城」。どんな人がどんな風に管理しているのか気になって仕方ない。テレビの取材を受けたこともあるそうなんだけど、youtubeでは発見できなかった。

オーバーベーゼルで下船。実はここまで鉄道だけで来ることもできるけど、どうせなら川下りしながらの移動が断然おすすめ!

ものすごく牧歌的な土地で、タクシーもいない。
犬と一緒に店番してる切符売り場のおばちゃんに聞いたら、タクシー呼んでくれて助かった!タクシーでホテルまで10分程度。山道なので、徒歩は難しいかも。

憧れのアウフ・シェーンブルク城に到達!

ドイツの古城訪問は、ドラえもん「ゆうれい城へ引っ越し」を読んで以来の夢。

小さい入り口。

シェーンブルク城の客室。

1000年前の城だから、内装はもちろん使いやすくリフォームされているけど、ちゃんと重厚な家具やファブリックで雰囲気を損なわないようにしている。


隠し扉!
奥はバスルーム。


可愛い!


このレトロなアメニティもたまらん。
香水が置いてあるホテルなんて初めて。しかも「ケルン4711」。ドイツのケルンにあるオーデコロン発祥の香水屋ですね。


デスクコーナー。

バルコニーからの眺め。


ソファ・コーナー。

SONYのコンポとベートーベンのCDが置いてある。いまどきCDコンポ!そういうちょっとモサい感じがこのホテルの魅力だと思うよ。


ブランデーが置いてある!


クローゼットにお裁縫セット!

なお、クローゼットに蜘蛛がいた。
古城なので、そういうのは仕方ないかも。

気取った高級ホテルというより、家族的経営で、どうすればより良いホテルになるか創意工夫している感じが好ましい!

ここ、なんかすごく良いところだな〜。懐かしい。住みたい。
1000年の歴史の間にあらゆる人間ドラマがこの城砦の中で起きているはずだよ。
自分の人生など取るに足らない軽さだと思わせてくれる空間が好き。日本にいると、オレだオレだオレだオレだオレだ、と思わせてくれる空間ばっかりだからつらい。


このホテルはディナー付き。
晴れている日はバルコニー。悪天候の日は屋内なんだって。

屋外で食事するの好きな人多いけど、我々親子は苦手なんだよね。虫が寄ってくるから。欧米人は屋外で食事するの好きだから、自動的に屋外席が用意されるけど、リクエストすれば室内の席にも座れるはず。

地元の葡萄ジュースがすごく美味だったんだけど、それだけに蜜蜂の襲来がすごかった( ;´Д`)
こういうのダメな人は屋内に座りましょう。それでもドア開けっ放しなので襲来すると思うけど。

料理はややしょっぱいけど美味しかった。
量が多いと知っていたので、事前にハーフポーションを頼んだんだけど、それでも完食できなかった。若いポーランド人のウェイターさんに謝ったら、それぞれの食習慣があるのだから、ドイツ風に無理して合わせる必要はない、と言っていたよ。ポーランド人の言葉なので重い…。

食後にライブラリーに寄ってみた。無人。

石壁に見たこともないようなふわふわした大きい多足の虫がいた。
古城感。
そういうの苦手な人は壁をまじまじと見ないようにしよう。

ミステリアスな塔の跡。

次の日に続く

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