ロシア東欧旅行14日目(2018/7/27)

成田
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羽田

7/27

ゲッレールト・ホテルに泊まったメイン目的は、もちろん温泉である。
付属のホテルに泊まれば、混雑しない早朝や夜に気楽に入浴できる!それに、お風呂入るためにわざわざ電車に乗ったりして出かけて行くのイヤじゃない?お風呂から上がったら、ねまきみたいな格好で部屋に戻りベッドでコロコロしたい。

というわけで、本日は朝8時くらいに起きて、水着の上にバスローブを羽織り、温泉場へ行ってみた。
ホテルから温泉場へ行く場合、専用のカウンターがある。そこで部屋番号などをお知らせするとロッカー用の電子キー(バングルみたいなもの)をくれる。

レトロなエレベーター。

昔はホテルの経営だったみたいだけど、今は別の会社に買収された様子で、ホテル宿泊客もお金を払って入場する。ただし半額。1200円くらい。

温泉場のロビー。
かっこいい!

Gellert公衆浴場は、12世紀頃から湯治場として使われていた温泉。その後オスマン帝国に占拠された際にトルコ風の浴場になり、オーストリアに占拠された際はオーストリア王族のための湯治施設となり、現在のような市民向けの浴場になったのは19世紀末。


当時の写真を見ると、市民といってもブルジョワ向けっぽいけど。

いろんな人の書き込みが一様に「迷路」「わかりにくい」となっていて、下調べしたのにやはり意味不明だった。

屋内プールを起点に考えると、右側が女性エリア、左側が男性エリア、という分け方っぽい。でも監視している人はいないし、表示も特にない。とりあえず、右か左か、それを意識していれば恥ずかしい思いをする確率は低いでしょう。ダラーっとした学生バイト風のスタッフはあちこちにいるので、「迷ったら聞けシステム」なんだと思う。
ヨーロッパ人って全て人力で解決しようとするよね。そしてその人力がまた精確に作動しないの。日本人はイライラします。なぜシステムそのものを整えないのかしら。

ロッカーは入り口付近ではなく最奥の階段上がった場所にあって、ロッカー地域に入ると学生バイト風スタッフがゾロゾロ付いてくる。何かと思ったらロッカーの鍵をかけるのはスタッフの仕事なんだよ!毎回バイトくんたちに頼まないといけないの。インドのカーストかよ!

さんざんオロオロ歩き迷った挙句、なんとかお風呂地域に到達。

35度と38度のお風呂を堪能できた。微妙に温度の違うお風呂が左右に並んでいる。私は日本の温泉の釜茹で熱湯系が苦手なので、ぬるい水温で広々しているのはとても気に入った。

近くに20度の冷風呂もあったけど、冷たくて入れなかった。きっと交互に入ったら循環良くなって気持ちよかろうな。表示も何もないけど、たぶんお風呂も男女別だと思う。私がいたお風呂には婆さんしかいなかったから。


ミストサウナもある。


屋内プール。

このプールで泳いでは温泉に浸かる、という過ごし方をするべきなんでしょうね。

屋外プールはなんと「波のプール」!1927年に設置された波発生装置を現在も使っているとか。帝都モダンだ!20世紀初頭の贅沢なモダニズム大好き!
朝だからかな?波は出ていなかった。

屋外プールの隣にはフィンランド式サウナがある。

おしゃれなカフェやマッサージ屋もある。本気で湯治する人のための医療トリートメントもあるらしい。その気になれば一日中遊べると思うよ。

2時間くらいのんびりして、部屋に戻った。

ホテルに抜ける通路に、昭和のリゾートホテル的な電光写真パネルが並んでいた。蛍光灯の電気が半分切れているのも昭和感。大好きな「船の科学館」にもこういうのある。

朝食を食べてから、本日はブダペストのメイン観光地である「ブダ城」を見物に行く。


今回は移動にトラムを使ってみた。
トラムはとっても便利で安心感。チケット券売機が反応悪くてタッチパネルが全然動かない、といった日本以外の全ての国では当たり前の事象はあるものの、景色が見えるので降りる場所も分かりやすいし、階段の昇降もないからスーツケース持っていても困らないはず。


ブダ城へ登るフニクラー。
これ自体が観光名所。ここは「グランド・ブダペスト・ホテル」の仮想ロケ地でもある。というか、ゲッレールト・ホテルこそグランド・ブタペスト・ホテルのモデルらしいんだけどね。ウェス・アンダーソンってデザイン可愛いけど、映画全然面白くない。なんであんなにチヤホヤされるんだろう。


こういうケーブルカーは怖くて苦手。ちゃんと整備されているんろうか…?

丘の上に到着。

当然、眺めが良い。


とりあえず博物館に入ってみた。

ハンガリーの歴史がわかる展示内容。

一般家庭のインテリアの歴史展示が可愛いかった。

帰りはケーブルカーを使わず歩いて下る。

途中に厩舎があった。

ブダ城の近くにハンガリー料理の人気店があるので、そこでランチを食べようと思っていたのだが、予約がいっぱいで入れなかった。それで、もうホテルに戻ることにする。


ホテルの1階にあるレストランでランチ。
日本と同じくらいの価格だけど美味しい。

部屋で一休みしてから、ホテルの中にあるタイ式マッサージ屋に行ってみた。するとタイ人がとても上手にもみほぐしてくれて素晴らしかった。バンコクのマッサージ専門学校を出た人が働いているそう。世界各地でマッサージを受けているけど、タイはマッサージのレベルが高いと思う。
温泉に入れて、タイ人のマッサージも受けられるっていいな!ヨーロッパとも思えん。

もう出かけたくないので、夜は部屋で辛ラーメンを食べた。


携帯湯沸かし器でガス入りの水を煮沸させ、それで制作しているところ。ドンブリはアラジンの折りたためるボウル。

欧米のご飯って飽きるよねー。「肉焼くか煮て塩かけりゃいいだろ」的な料理ばかりなんだもん。

次の日に続く。

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