2022宮古島の旅

今回は宮古島でゴルフをする旅。

旅行支援のせいか空港はすごく混んでいた。しかし機内はそれほどでもなく、直前に3席独占できる窓際席を指定できたので快適だった。天気悪いのに全く揺れなかったのもすばらしくて、3時間フライトでもストレスナッシング。ただ機体は古くて電源すらなかったので要注意。

機内ではダウンロードしておいた「赤毛のアン（1979)」を鑑賞しながら持参したピザトーストのお弁当を食べて幸せ。北海道に行った時と同様、また号泣しているタイミングでドリンクサービスが来て恥ずかしかった。名作劇場のアンは激ヤバ。泣かせようとしているシーンなんてないんだよ？ただただ誠実な表現をしているだけで、それが素晴らしいので泣けるの。

アンのキャラクター造形もすごいけど、マリラとマシュの設定がね。因習的な田舎の村で結婚もせずに年老いた姉弟がどんな人生だったのかとか。マリラがなかなかアンに心を開かないけど、あるタイミングで唐突に心を開く展開とか奥深いよ。

AirPodsはBoseのオーバーヘッド型ほどじゃないけど、そこそこ遮音機能あるし、何よりコンパクトで装着感がないのが良い。

宮古島は雨と強風。しかし飛行機は揺れないのありがたい。

レンタカーを借りてホテルへ。

ホテルはいまどきのオシャレビジネスホテルLOCUS。ここすごく良いよ。

部屋からの眺め。晴れると綺麗な海ですよ。のどかな港に面していて和む。繁華街が徒歩圏。

道の駅で島バナナを買ってみた。熟してなかったけど２日間くらい放置したら美味しくなった。

夕飯は志堅原という居酒屋へ。LOCUSから歩けます。

なにもかも美味しかった！人気店なので予約必須だと思う。

夜の繁華街にいる地元の若者がなんか日本っぽくなかった。東南アジアのTRF的な雰囲気。

2日目。

LOCUSの朝食レストラン。

メインだけ選んで、あとはブッフェスタイル。小規模だけど美味しい。ホテルのスタッフさんたちが感じ良い。リゾートバイトなのかな。楽しく働いている雰囲気が好ましい。

客層も雰囲気良かった。海が好きそうな感じの若者が多くて、スタッフさんに対して威圧的な人とか見かけない。私がレストランのコーヒーを持ち出して飲んでいたら「それいいっすね。どこで買えるんですか？」と気さくに話しかけてくるようなタイプの方たちで、ちょっと外国っぽい（ナンパとかではない）。

今日はレンタカーで伊良部島を一周する。

LOCUSは伊良部島に渡る橋の近くなので、気軽にアクセスできる。LOCUSは立地が便利。

白鳥岬はガラパゴスっぽい。入り組んだ岸壁と入り江の景観が素晴らしい。

誰もいない小さな水たまりみたいな入り江で泳ぎたいな。「自己責任」とあちこちに書かれているのが外国っぽい。自然の中で遊ぶならリスクは必ずあるので誰かが責任取る必要ないと思う。

佐和田の浜は遠浅のビーチに奇怪な巨石がゴロゴロ転がっていてSFっぽい。

ピギャズ。海と洞窟で繋がっている池。

ソラニワホテルのカフェでランチ。快適。

移住者がやっていそうな洗練されたカフェがけっこうある。

カンボジアとかタイの田舎みたいで好ましい。

日本っぽくない理由を考えていて気が付いたんだけど、自然の中に変な店とか看板とか無いんだよ。サトウキビ畑と青空だけ。それで景観が美しいの。

地元の人によると、看板とか中途半端な小屋などは全部台風で飛ばされるので誰も建てないそう。同じ理由で屋外にごちゃごちゃモノが置かれていないのも美観。台風対策として建物が四角い低層のコンクリート建築ばかりなのもカッコいい。

車をホテルに置いて、平良港エリアも散歩してみた。

市街地のビーチもすごくきれい。女子高生が並んで座っているの、なんか泣けた。最近涙もろくて本当困る。脳の機能不全らしいよね。

カッコいい巨大団地があった。左側の道、見渡す限りずーっと団地が連なっている。

LOCUSの近くの安いマッサージ屋「ほぐし屋」が気に入って2回行った。

病院みたいな素気ない内装で、フィリピンのマッサージ屋を思い出した。マッサージ上手だった。全般に東南アジア感。

平良港の界隈では、こういうすごい旅館が普通に営業している。今はゲストハウスになっているのかも。

今日の夕飯は有名なおでん屋さん「島おでんたから」。

予約できなくて並んだけど、10分くらいで入れた。

島おでんと隠れ名物のぎょうざ。美味しいし、お会計がとても安くて驚いた。

ところで宮古島の繁華街を歩いているとけっこうノラネコを見かける。ノラネコの運命の過酷さを知っているので心が痛み、何か出来ることはないか考えながらモンテドールでバナナケーキを買ったら、レジ横にSave the animalsの募金箱を発見。

移住者の方がパワフルに保護活動しているっぽい。最近はどの地域でも頑張って保護活動している方がいて頭が下がる。さっそくAmazonのwishリストから支援物資を送り少しだけ心が楽になった

店に入る前にノラネコを見たので耐えられなくてコイン募金もした。

ネコ好きはみんなそうだと思うけど、今この瞬間にも飢えていたり怪我したり虐待されたりしているネコがいると思うと苦しくて耐えられないんですよ。そしてその苦痛を少しでもやわらげるためにお布施するのです。完全に宗教というかカルトだよね。

この現地でしか買えないまるごとバナナみたいのも食べたかった。

モンテドールで買ったもの。

３日目。

LOCUSをチェックアウト。

ゴルフは午後スタートなので、ゴルフ場に向かう途中でカママ嶺公園に立ち寄れた。

このシーサー必見ですよ。造形がすごく良いの。ただし内部は子供用で狭いので昇り降りちょっと危険。ハシゴを昇っている時、取っ手が取れて墜落したら大人は死ぬと思う。絶対2chとかで話題になるよね…。

シーサーと遊ぶ時は、隣にあるニンギン珈琲と必ずセットで！

ドーナツポエム良い。

マイペースの鬼みたいな画家のおにいさんがやっている珈琲とドーナツの店。珈琲もドーナツもめちゃ美味しい。人気店なのですぐ行列できちゃうんだけど、お兄さんは絶対に急がないの。ゆったり珈琲淹れて、コップひとつずつイラスト描いてくれるので、お客さんの方がソワソワして後ろの人にお待たせしてごめんね、と謝ってしまう。みんながおにいさんに振り回されて優しくなってしまう連鎖がいい。

独自の価値観がブレない店って、それに共感してくれる人しか来ないということもあるかもね。

私のコップに描いてくれたイラスト。

オーシャンリンクス宮古島に到着

クラブハウスの前はこの絶景。

平たくて幅が広いので、ロングホールだと、どちらに向かって打てばいいのか分からなくなる。

カラスの代わりに孔雀がたくさんいて楽しかった。

アニマルが出てくるゴルフ場好き。

スループレーが苦手なので、ハーフを2日間やってみた。スループレーが苦手な人には分割方式おすすめです。スコアも崩れにくい。

それにしても宮古島はホテルやゴルフ場のスタッフが全般に明るくて良い。リゾートバイト採用なのかな。茶髪で爽やかで海を愛してそうな人多い。あの明るさは原住民ではないような気がする。

ゴルフ後、シギラリゾート内のブリーズベイに移動。

案内された部屋が下水臭くて、シミ（虫）を何匹か見つけたのがなんか怖くて、部屋交換をお願いしてみたら、ランクが上の部屋に替えてくれて幸運だった。部屋交換ってお願いしたの初めてだったんだけど、気楽に対応してもらえるしお願いして本当に良かった。

シミは結局何匹か出たけど、南方の古い建物は仕方ないね。苦手な人は虫忌避スプレー持参すると良いかも。

シギラリゾートはテーマパークみたいな場所で、子供はすごく楽しいと思う。ブッフェのご飯が朝も夜も美味しくて離乳食コーナーもある。小さな入り江のビーチがあって、混んでいない時期だとなかなか素敵。

ホテルのビーチも自己責任。それで良い。

こんな小さな入り江がホテルの前に。

今の時期に海に入れると思ってなかったけど、普通に入れそうな水温。

隣にシュロス。観光城ではなくてドイツとの友好施設らしい。入りたかったけどタイミングが合わず。

夕飯はホテルの向かい側にあるローカル食堂「ひろちゃん」へ。

食堂も東南アジア感。

宮古そば。

全体的に優しい味付けで家庭料理っぽくて良い。ホテル内で食べるよりお安いしローカル感が味わえるのでおすすめ。

宮古島のリゾートホテルといえばシギラだと思うんだけど、私は平良港に面したLOCUSホテルの方が宮古島の素の魅力を感じられて好きかも。地元のワカモノが集う繁華街に近くて飲食店なども豊富。伊良部島と宮古島、どちらにも簡単にアクセスできる立地なのも良い。客層もスタッフも若めで「宮古島が大好き」な明るい雰囲気なのも好ましかった。

4日目。

ブリーズベイの朝食ブッフェは豪華。お漬物も自家製←ここ重要。地場のものも食べられて美味しくて気楽で良い。

今日も午前中にゴルフ。

強風で体力奪われたけど、ハーフプレーだったのでそんなにスコア崩れなかった。ハーフプレーいいな。

オーシャンリンクス宮古島気に入った。利用しなかったけどマッサージ屋さんも入っていた。併設のホテルもあるみたいなので、ゴルフ目的ならそこに泊まるのも良さそう。

連日遊んで疲れたので、ホテルに戻ってお風呂に入ってゴロゴロ過ごす。

黄金温泉は徒歩で行ける距離。公式ページから写真お借りしました。庭園の中にプールみたいなお風呂。湯温が低いので長く入っていられる。外国の温泉っぽい。

夕飯はホテルのブッフェ。

地元の食材をいろいろ食べられて楽しいし美味しかった。6000円くらいするのでお得感はないけど。

食事後にエレベーターホールでおっさんにナンパされて怖かった。LOCUSで話しかけてきた感じのいい若者みたいなタイプではない。ふつうに怖いやつ。よく言われる「高い店ほど客筋がよくなる」説って必ずしも真実ではないと思っている。ホテルに関しては「バジェット系だけどオシャレ」みたいな所が一番客質が良い。そういうホテルは旅慣れたおおらかな人が多くて、スタッフも気楽に働いていて、みんな多くを期待していないが故のマナーの良さみたいなものがある。それに比べて高級ホテルではしばしば横柄な客を見かける。女性連れで女の前でいいカッコしたい的な男性客が威張っているケースも多い。

ブリーズベイは特に家族連れには気楽でおすすめだけど、個人的にはLOCUSの方が好きかな。ローカルの雰囲気を味わえるし。

5日目。