中南米旅行 2017/8/6

〜旅程〜
成田
ロサンゼルス
マイアミ
グアヤキル
サン・クリストバル島(ガラパゴス)
ガラパゴス・レジェンド・クルーズ←現在地
サンタ・クルス島(ガラパゴス)
キト
メキシコシティ
ハバナ
ロサンゼルス
成田

8/6
本日はサンタクルス島に上陸。


サンタクルスにはガラパゴス最大の街があって、我々はクルーズ下船後その街に3泊するので、サンタクルスのアクティビティにはあまり参加する必要性がない。団体行動だと急かされたりして堪能できないしね。


というわけで、早朝に叩き起こされて朝食を詰め込まれ筋肉ムキムキガイドたちに拉致されて出発していくあわれな人々をのんびり見送り、初めてゆっくりと美味しい朝食を楽しめたよ。


船酔いなし時間制限なしの状態で食べると、この船の食事は本当にレベルが高いという事がわかる。目玉焼きにはダイストマトとタマネギが標準搭載されており、そこにお好みでリコッタチーズ、くるみ、オリーブ、ドライトマト等を添加して食す。さりげないけど完成度が高い。特に木の実を添加する技はマネしたい。
エクアドル人って要するにスペイン人とマヤ人の子孫なので、いい感じに文化が融合しているのかな。南欧ってヨーロッパの中では食べ物美味しい地域だしね。


部屋で景色を眺めながらごろごろ。こういう時間もアクティビティに全て参加していると取れない。


ゲストが出かけている間、ゴムボートは物資輸送のために働いているらしい。食品を積んだボートが往復している。

午後のアクティビティは、スノーケルもしくはゴムボートでIsla Eden島を観察するツアーどちらかを選ぶ。疲れていたし、だいたい見たかった生物には出逢えたので、これもパスしちゃった。
wifiが通じないという事も関係あるのか、乗り物酔いのせいなのか、妙な閉塞感があり、やや鬱っぽい感じになっている気がする…。


ラウンジでBBCのガラパゴス番組をやっていたのでそれを観る。これを観ればガラパゴスの歴史と動物について全て予習できる。DVDでレンタルしてるから旅行前に観ておくといいと思う。

夕方にはデッキでアイスクリームフェスティバル。


自家製と思しきハイレベルなアイスクリームが3種類用意されている。それにクリームやフルーツなど好きなものをトッピングする。ガラパゴスって現地生産の食材は少ないし、その上船なので毎日食材を仕入れられるわけでもない。不利な状況でよくこれだけ洗練された料理を用意できるよな。
クルーズ船=食べ物がマズイという印象だったけど、船によりけりだね。日本船は長旅でも料理美味しいらしいし。


グンカンドリが船と一緒に飛んでいる。鳥ってなんで船と一緒に飛ぶの?食事がもらえるのかな。

夜はさよなら仮装パーティー。海賊の衣装を着てみんなでゲームとかやるらしい。私はシャイな日本人なので、そういうイベントには参加しない。というわけで、たぶん船内のアクティビティの半分くらいパスしている。食事も欧米人の1割くらいしか食べていない。オールインクルーシヴ系はいつもすごく損している感じがする。

ところで世界各国の人々が集う場所にいると、いつも日本人の貧相さを痛感して悲しい。見た目も体力も圧倒的に貧弱だよね…。しかし今回クルーズ船に乗っていて気が付いたんだけど、日本人最弱民族であるにも関わらずクリエイティブ面においては完全世界征服しているよ。例えば乗客が持っている立派なカメラはみんな日本製。過酷なオフロードを走る車はトヨタ。ちょっとオシャレなヨーロピアンが履いているスニーカーはオニツカタイガー。海賊仮装パーティーのインビテーションは「ワンピース」イラストの無断使用。kidsとnerdsが握りしめているのはニンテンドー。ガイドがエルニーニョを説明するときの例えはゴジラといった具合。
欧米先進国にとってアジアアフリカ地域は植民地以上の存在ではないので、日本以外の国の文化がこんなに普及しているのは見た事がない。例えばゴジラと同じくらい世界言語になっている映画キャラってキングコングとかスーパーマンとかハリウッドの大作だけじゃん。アメリカ人、日本のゲームとか電気製品とかアメリカ製だと思ってたりするけどな…。

海外放浪していると、いつも日本はすごくいい国だと思う。だけど日本に帰ると、日本ってダメだな!と思う。でも「日本はダメだ!」と自国を否定する感性こそ日本人の長所かもしれない。そんなことをモンモンと考えながら部屋で洗濯をして早めに寝る。

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