中南米旅行 2017/8/7

〜旅程〜
成田
ロサンゼルス
マイアミ
グアヤキル
サン・クリストバル島(ガラパゴス)
ガラパゴス・レジェンド・クルーズ←現在地
サンタ・クルス島(ガラパゴス)
キト
メキシコシティ
ハバナ
ロサンゼルス
成田

8/7
本日は下船日。
スーツケースは朝のうちに回収されてしまうので、身の回り品を別のバッグにまとめてから朝食を食べに行く。クルーズはみんなそうだけど、最終日があわただしいよね。

8時には下船。カードキーは朝食時にフロントに返すけど、その後も部屋にいても構わないそう。スタッフが入ってきて掃除し始めたりするけど。


最終日にガイドとスタッフにまとめてチップを払うシステム。ガイドは1人1日10ドル、その他スタッフは1人1日20ドルが標準と説明された。つまり私と息子の場合5日間で合計300ドル。私が持っているガイドブックよりも値上がりしている…。200ドルくらいだと想定してたよ。ガラパゴスは毎年2割くらい物価が上がっているそう。300ドル払うと手持ちがなくなるので、ちょっと少なめにさしてもらおうかな、と思いつつ、ダメ元でレセプションにカード払い出来るか聞いてみたらOKだって。ただしカード払いする場合、スタッフに囲まれつつチップ額を口頭で伝えなくてはいけないので、ケチれませんよ。
スタッフは日本の一流ホテルレベルのホスピタリティだったので、全然ケチる必要もないんだけどね。でも昨夜レセプション前にいたら、白人の老婆が現れて「誰も私と話してくれない。あなた私と話さなくてはダメよ」とスタッフにクレームつけていたので、どんなに頑張っても満たされない客というのは現れてしまうものなのかもしれないね。

下船時は港へ向かいがてら、ゴムボートに乗ってPunta Carrionという入り江を見物する。



プールみたいな透明感で普通にリーフシャークがたくさん見られる。
っていうか、ガラパゴスの海はみんなこれくらいの透明感だった。暖かい季節に波のない入り江でシュノーケルしたら楽しいだろうと思うんだけど、なぜか連れて行かれるのは波の高いビーチばかりなんだよ。


フェリーターミナル。バルトラ島はサンタ・クルス島に隣接する小島で、戦争中に米軍の空港があったことから、そのまま現在も民間空港として利用されている島なのだ。クルーズのゲストはほとんど全員がここで飛行機に乗ってガラパゴスを去る。Mottainai!クルーズで上陸する島も素晴らしいけどさ。サン・クリストバル島はある意味無人島より風情があったし、サンタ・クルス島もすごく楽しかったよ。クルーズだけして帰るなんて残念すぎる。


我々を見送るかのように大量のカツオドリが飛び立った。この後、浅瀬に一斉突撃して魚を捕食していた。

飛行機に乗るゲストたちはバスに乗って飛行場へ。我々はもう一度「フェリー」に乗ってサンタ・クルス島へ移動。フェリーと言っても30人くらいしか乗れない大きめのモーターボート。チケット販売所もないし、誰が船員なのかもよくわからない状況。「ボートに乗ってサンタ・クルス島へ行きたい」と主張したら、アジア人風の青年がスーツケースを船に積みこんでくれた。彼が「日本人か?」と聞いてきたので「そうだ」と答えると「オレは台湾人だ。よろしくな!」と。なぜ台湾人がここで労働しているんだろう。彼もまたガラパゴスに魅入られて「お手伝い労働」をしながら滞在している漂流者なのかな。
サンタ・クルス島には5分くらいで着く。チケット代は船内で払う。2ドルだったかな?


サンタ・クルス島に着くとタクシーが待っているので乗車してホテル名を告げれば良い。ここも英語が通じないので、一応アプリとかスペイン語で紙に書いた住所などがあった方が良い。
長〜い一本道が続く面白い景色。街と船着場は島の反対側にあるんで、島を縦断することになるのだ。けっこうスピードを出すのでちょっと怖い。旅先でイヤなものベスト3のひとつが粗暴運転。インドで死にそうになっているしな。車の運転が危険なのってカオス国の特徴だよね。例えばヨーロッパの先進国で車に乗って怖い思いをしたことない。むしろ日本よりマナーが良い。アメリカは先進国の中では民度低いけど、それでも運転はまとも。なんでかな。やっぱり命の重さが違うのかね。


サンタ・クルスも島の中心の標高が高くて高原のようになっている。鬱蒼とした森。ちょっと移動するだけで植生や気候がガラッと変わるのが面白い。


40分くらいで到着。タクシーはみんなメーターが付いていない。当然ボラれる覚悟でいるのだが、なぜか皆んなボラないんだよ!私が聞き間違えて「80ドル?」と確認したのに「25ドル」と正直に答えるありさま。思わずチップをはずんでしまった。ガラパゴスの生物は生存競争がなかったおかげで多様に進化したらしいけれど、どうやら人間も生存競争にさらされていないらしい。

ホテルはCucuve Suites。防犯性が高そうな外観。入り口ドアはオートロックでチャイムを鳴らすとボーイが出迎えてくれる。1階はテナントに貸していて、窓からの侵入も不可能。サンタ・クルス島もとても治安が良い街だけどね。

ところでこの時点でまだ午前9時。普通はチェックインできないよね。でも部屋に入れてもらえた。とても嬉しい!


その上日本のリゾートホテルでもあまり見かけないレベルの清潔感だよ!センスもいい!
バスルームが広くてオシャレな棚もある!


網戸が破れていない!


貴重品入れが壊れていない!な、なんと使い捨てスリッパがある!こ、こんなもの贅沢すぎて使えないよ(涙)。


セルフお茶コーナーには冷蔵庫もあってミルクもフリー!つまりまともなミルクティーが飲める!

外国人がマネージメントにからんでいるのではないだろうか。失礼だけどエクアドル人にこんなハイレベルな管理ができるとは思えん。部屋数も8つくらいで、超綺麗なシェアハウスっぽい。スタッフも感じが良い。

ああ、しみじみと嬉しい。クルーズ船がけっこうハードだったので、この安心感のある環境は涙が出るほど嬉しいよ。
日本から色々と緊急対応を要する仕事の連絡が来ていて、久しぶりにつながったwifiでアプリを使い国際電話をする。Facebookをまとめて投稿する。メールに返事する。といったネット作業をしていたら14時くらいになっていた。船酔いもなく食欲が出てきたので近所のレストランへ行ってみることにする。


LO&LO Restaurantというお店。trip adviserでも評判が良い。これはベーシックなエクアドル料理。ちょっとケニア料理っぽい。とても美味しいんだけど、やはり全然食べきれん。これコンパクトに見えるけど芋ダンゴは直径15センチくらいあるから。息子とシェアしたいんだけど、彼は今「シェアしたくない」時期で困る。
私の分まで食べてくれる大喰らいか私と半分こしてくれる少食者か、どちらかと一緒に行動したい。
ちなみに料理2皿とフレッシュジュースと水でチップ込み30ドルくらい。ガラパゴスは物価高いと言われているけれど、トーキョーのカフェと同じくらいだと思うよ。なお、この店もオープンエア。ここはサン・クリストバル島より都会っぽいけど、レストランが全部吹きさらしなのは同じ。



ついでに近くの船着き場まで散歩。


近くに街で一番でかいスーパーもあるけど、品揃えは日本の僻地の個人商店レベル。
ガラパゴスでは買い物する際にプラスチック・バッグはくれない。それでCucuve Suitesではゲスト用にナイロンの買い物用バッグまで用意してくれていた。どんだけ気がきくの?でもそれを忘れてきてしまい、ゴミ袋を買ってその場で開封して買ったものを詰めたよ。


サンクリストバル島に比べると都会化している印象。サン・クリストバル=西表島とサンタ・クルス=石垣島くらいの感じかしら。でも大型ホテルとかチェーン店がないのが良いね。


部屋から見える夕焼け。
夜、清潔感のあるバスルームでシャワーを浴びて洗濯をして、またネット作業に没頭。


ベランダに洗濯物を干せるバーも付いていた。そして屋外なのに金属もピッカピカ。床も裸足で歩ける清潔さ。使い捨てスリッパを使用する必要性を感じなかったので、そのうち辛いホテルに滞在する時のためにスリッパは開封せずに保管することにする。この判断をした私に対して、後日キューバに滞在している最中の私が、深く感謝することになるのであった…。

次の日を見る

「中南米旅行 2017/8/7」への1件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です