中南米旅行 2017/8/8

〜旅程〜
成田
ロサンゼルス
マイアミ
グアヤキル
サン・クリストバル島(ガラパゴス)
ガラパゴス・レジェンド・クルーズ
サンタ・クルス島(ガラパゴス)←現在地
キト
メキシコシティ
ハバナ
ロサンゼルス
成田

8/8
朝食は一般家庭みたいなこじんまりした食堂で食べる。


卵焼きを作ってくれるお世話係のおばやんがいて、フライドエッグ2つちょうだい、とか注文すれば良い。シリアルやパンやハム・チーズやヨーグルトなどは自由に取れる。シンプルだけど、ケミカル感のない良心的な朝食。


食堂はオープンエア。ガラパゴスは台風がないので、一年中野ざらしでも問題ないという。
オープンエアだけど、なぜかハエとかアリとか蚊とか無存在。漆喰壁は真っ白で木材も雨による色落ちとかナッシング。あまりにも衛生レベル高いので、スタッフに聞いたらオーナーがスイス人らしい。清潔さにはすごいこだわっていて、毎日床まで除菌拭き掃除しているそう。実際ケルヒャーを担いだスタッフをよく見かける。
また無料提供されている浄水もすごく美味しくて、最高級の浄水器を使っていると思われる。朝ごはん会場のキッチンもピカピカで、シンクは乾いた布で拭き取られているので、水を流すのが申し訳ないと感じる。
隅々まで気が利いていて、バルコニーに小さい物干しがあるとか、日本のホテルでも見たことないよ…。まさかガラパゴスでこんなハイレベルなホテルに出会うと思わなかった。そういう感性においては日本が最高峰だと思ってたけど、スイスとかスゴイんだね。ヨーロッパ人はみんなバーバリアンだと思ってたよ。ごめん。



サンタクルス島はサンクリストバル島に比べると都会で動物少なめ。とはいえ野生生物が身近だし、住宅の間からマングローブのトンネルが見えたりして雰囲気がある。
ガラパゴスは気軽に街歩きできる治安の良さがいいよね。キトに戻りたくない。もともと都会が好きじゃないし。っていうか都会ならトーキョーが一番いいに決まってるので他所に行く必要はないと思う。


サンタクルスといえばお魚市場。市場というものの10メートル角くらいの小さい鮮魚店です。アシカがおかみさんと一緒にカウンターに立っている。アシカが時々まかないを貰うと、背後に控えるペリカン達がどよめく。
生で食べるのはちょっと怖そうな魚たちなんだけど、煮付けとかにしたら美味しそう。ああ、自炊したい。


先日、現金がキャッシング出来ない危機があり、トーキョーの家人にウェスタンユニオン送金をしてもらった。治安の良いサンタクルス島で引き出しておいた方が良いと思い銀行に行ったら、思ったより大変だったよ。
まず並ぶ。空いている時間帯だったけど30分以上並んだ。なんで番号札とか出さないのかしら。そしてようやく順番が来たものの、英語は全く通じない。私が彼らの言っている事が理解出来ないと気が付くと、彼らはスペイン語を紙に書いて見せてくるんだよ…。紙に書いても分からないから。フランス語に少しだけ似ているので、超能力である程度理解できたけどね。
南米おそるべし。スペイン語のアプリとか辞書とか必須です。


街のはずれにダーウィン研究所があるので、そこまで歩いて行ってみる。



ゾウガメとかリクイグアナとかいろんなガラパゴス生物の保護をしている。あの有名なロンサム・ジョージもいたみたいだけど、2012年に死んだ。
公園と保護施設と教育展示と休憩スペースが点在していて、お散歩がてら歩くの楽しい。途中に小さいビーチもある。

でもサンクリストバル島のビーチとか無人島のビーチを見た後だと、あまり感動しないかな。動物ほとんどいないし。アシカはサン・クリストバル島に一番たくさんいるそう。



お腹が空いたのでPizza Eatという店でピザをテイクアウェイしてホテルで食べた。日本人的にはサイズが大きいので、1枚でほぼ1食に相当するかも。普通に美味しい。


そうそう。貝印のキャップ付き小型ナイフが便利なので旅には必携ですよ。私はこのナイフとぺらぺらの薄いプラまな板を必ずスーツケースに入れている。このセットがあるだけで、旅先の食生活が豊かになる。果物とか野菜とか切って食べられるからね。本当は携帯クッカーも欲しいんだけど、あれはどうしてもかさばるからなあ。


バルコニーにハンモックがあったので寝てみた。
むかし網のハンモックに寝てみたら網にくるまれた七面鳥みたいになって辛かった記憶があるのだが、これは快適。あの網製のハンモックってなんなの?


中南米ってスパ文化があまりないみたいで、マッサージとか全然受ける機会がなかった。サンタ・クルスの街にはなんとタイ人女性が施術する本格タイマッサージ屋があるので、予約して行ってみた。アジアンな癒し時間を期待していたのだが、そこは医療マッサージの本格派で、導師がグイグイ無慈悲に押す引っ張る曲げるのハードコアな修行だったよ…。私が今までタイマッサージだと思っていたものは、外人向けにアレンジされた柔らかいものだったのだという事が判明した。
なんでガラパゴスでタイ人の熟練マッサージ師に出逢ってしまったんだろう?ガラパゴスってエクアドル人しか観光業に就労できないんだよ。あの人はエクアドル人と結婚してるのかな。でも南米でナヨナヨした優しいタイ人に出逢うと和むことは和む。






トリップアドバイザーで人気ナンバー1のカフェでサンドイッチとアイスをテイクアウトしてみた。
西表島などで都会の人がやってるオシャレカフェみたいな雰囲気の店。全部自家製でピザ窯もある。店内も居心地良いけど持ち帰りできる点が良い。私は今何食べても胃もたれする感じなのでアレなんだけど、息子は神サンドイッチと絶賛していたよ。アイスも自家製でとても美味しい!

サンクリストバル島の方がアットホームで、秘境感のあるビーチに徒歩アクセス出来て、環境的には良かったけど、ホテル設備とか食べ物屋なんかは、やはりサンタクルス島の方が優位だね。
でも、どちらか一島だけにしか滞在できないなら断然サンクリストバル島をオススメしたい。

次の日を見る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です