中南米旅行 2017/8/2

〜旅程〜
成田
ロサンゼルス
マイアミ
グアヤキル
サン・クリストバル島(ガラパゴス)←現在地
ガラパゴス・レジェンド・クルーズ
サンタ・クルス島(ガラパゴス)
キト
メキシコシティ
ハバナ
ロサンゼルス
成田

8/2
昨夜は何回か恐ろしい断末魔のような声で目が覚めた。

アシカの鳴き声である。
苦しそうに嘔吐するオサーンのような声で鳴くのだ。
実はこの鳴き声は子供がママンを呼ぶ声らしい。もしかしてママンが見つからない子供アシカがいたのかもしれない。心配だ。

今朝も朝食を食べている時にオーナーが話しかけてきた。
もし特に予定がなければGalapagueraとPuerto Chino beachに行くといいよ。とオススメされる。Galapagueraはガラパゴスリクガメの保護繁殖公園。Puerto Chinoは島の反対側にある美しいビーチ。Galapagueraは島の中央地点なので、そこまで行くならついでにビーチまで行くべきだそう。昨日言う通りにして素晴らしい経験をしたので、本日もオーナーのいいなりになることにする。
遠くまで行く場合タクシーをチャーターする必要があり、全部で60ドル。

たくましいオバちゃんがタクシーの運ちゃん。
この方も英語は全く話しません。スペイン語であれこれ話しかけてきて、スペイン語で色々と解説してくれる。う〜む。少しはスペイン語を学んでおくべきだった。大学時代にフランス語を習っていたのだが、時々フランス語っぽい単語があってそれはなんとなく理解できたりする。このオバちゃんと1ヶ月くらい一緒に過ごせば、スペイン語の日常会話くらい出来るようになりそう。

40分くらいのドライブでGalapagueraに到着。

公園内はけっこう道が悪くてkeenのウォーターサンダルでも少し歩きにくい。
でもオバちゃんはビーサンですごく敏捷に歩いていく。我々にかまわずどんどん歩いていくので、時々見失いそうになる。

keenの水陸両用サンダルはガラパゴス旅行にオススメですよ。靴下を履けばハイキングシューズになるし、ビーサンのように海の中で流される心配もない。シュノーケリングの時も履いたままでOK。デザインがゴツくないので、マキシワンピースなどに合わせて街中でも履ける。私はこのサンダルとビーサンの2足だけで1ヶ月旅行したよ。

敷地に入ると、すぐに大きいリクガメに会える。


ラッキーなことに、今日は週に1回のごちそうデーであった!森のあちこちに潜んでいるリクガメたちが、今日はみんな食堂に集まってくるのだ!

縮尺が分かりにくいかもしれないけど、巨大ガメラたちだよ。甲羅は1メートル以上ある。

子亀の保育園もある。年齢別に区切られた小屋で暮らしている。


もう少し大きいやつら。

リクガメは容易に捕獲できることから、海賊や捕鯨船の漁師たちによって食い尽くされてしまった歴史がある。今はこのように人工的に繁殖させて保護しながら少しずつ野生に戻しているそう。

Galapagueraを後にして、次はPuerto Chino beachへ向かう。15分程度の距離。

けっこう暑い。駐車場からビーチまで30分くらい歩くそう。オバちゃんは車で待っているって。

ミステリアス。
伝説的ゲームMystの世界っぽい。Mystの世界観が好きだ。ケニアにムパタサファリクラブという日本人が経営している素晴らしいロッジがあるのだが、そこもMystっぽいんだよ。私の偏愛ポイントはMystっぽいかどうかが決め手。

トカゲはどこにでもいる。

ホテルを出るときにオーナーが水を持っているか?と念を押してくれたのだが、確かに水がないと死ぬかも。天気や時間帯によって気温が全然違う。今は乾燥していてとても暑い。帽子も必須。

海が見えた!
かっこいい!

ここもめちゃんこ綺麗なビーチだね!
Playa punta carolaとはまた違う魅力。日差しの影響もあるかな。道中は誰にも会わなかったけれど、ここには泳いでいる観光客が10人くらいいた。この気温なら気持ち良く泳げそうだけど、泳ぐための装備は持っていない。着替える場所などもない。もちろん売店などもない。
監視人っぽいオサーンが座っていて、どこから来たのか?と問われたのでハポンだ、と答えたら握手してきた。そしてあの岩場を超えるとブービー(カツオドリ)の巣があるから是非とも見に行け、とすすめられる。しかし、暑いしけっこうゴツゴツした岩場を登るの大変そう。ちょっと散歩して引き返そうとしたら、そのオサーンが立ちはだかり、ブービーの巣を見に行きたまえ、と再びゴリ押ししてくる。それでしばらく曖昧にその辺を歩き回っていたら、オサーンが消えたのでその隙に引き返すことにした。

ここもすごく素敵な場所なので、ちゃんと装備を整えて2時間くらいゆっくり滞在するのがいいと思う。

車に戻って最後にサン・クリストバル島の最高地点を目指す。火山の噴火口がエル・フンコという淡水湖になっていて、20分くらいの登山で頂上まで登れる景勝地なのだそう。しかし霧に覆われている事が多い。さっきまで暑かったのに、20分も走っていると霧が立ち込めてひんやり肌寒くなってくる。

階段が整備されているが、霧に覆われて頂上は見えない。標高730メートル程度なので、空気が薄いとかいうことはない。

美しいサギがたくさんいる。
ここもまた文字どおりMystみたいなミステリアス空間。さっきまでいた楽園写真集っぽいビーチから車で20分くらいなのに全く別世界。


そろそろ頂上。


何も見えない。しかしかっこいい。時々霧が途切れると一瞬だけ湖が見えたよ。湖を一周するハイキングコースもあるみたいだけど、霧が深いので行かなかった。


降りるときも下界は全く見えない。

でも一本道だし怖くはない。

ホテルに帰る途中、おばちゃんが道ばたにいるオサーンを助手席に乗せたので、ちょっとドキドキした。エクアドルのタクシー誘拐の定番は「助手席によく分からない人が乗っている」らしいよ。でもここはガラパゴスなので無問題。おばちゃんは友人をついでに乗せてあげただけっぽい。オサーンは街の手前でグラシアス!と言って降りていった。


ホテルに戻って休憩した後、早い夕飯を食べに出かける。

港にガラパゴスカッショクペリカンがいたので観察していたところ、狩りを始めた。

 

 


そして桟橋で泳ぐ白人。なんかUMAっぽい。
人間が水に入ってくるとアシカが寄って来て遊ぼうとするんだよ。うらやましい〜( ;´Д`) 私も一緒に遊びたい〜。しかしこの気温で泳ぐの無理。


街で一番美味しいハンバーガー屋と噂のCri’s burgers。たしかにけっこうハイレベルだった。しかし量が多いのと、野菜が少ないのはどうにもならないらしい。サンクリストバル島大好きなんだけど、食べ物問題が難しいな〜。自炊したい。

 

ガラパゴス・ネコ。こういう連中は外来種でも駆除されないのかな。

 

サンクリストバル島最終日の夕焼け。
名残惜しい。
 

サンクリストバル島に滞在するだけでも十分ガラパゴス的な素晴らしい経験が出来るよ。むしろ10日間くらいここにステイして、のんびりしたら最高なんじゃないかな。そして海で泳ぎたい場合、やっぱり暖かい季節がオススメです。

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