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朝起きて外を見たら教会の前に団体ツアー客がいた。
けっこう数十人の団体で観光している人々を見かける。中国人より欧州系のジジババが多い。ハトバスみたいなツアーがあるんだろうな。
昼にチェックアウトして、近隣の美術館などを散策することにする。
ところでウィーンに住んでいた事のある友人によると、ウィーンに数店舗あるOBARAというカフェがとても良いらしい。中央駅にもあったのに、時間がなくて寄れなかったの残念。
私はボッシュの大ファンなので、まず造形芸術アカデミーの絵画館へ向かう。オペラ座から徒歩圏。
美大のギャラリーなので、建物は単なる学校。正面玄関を入るとギャラリーの場所を示す看板が出ているので、道なりに階段を上っていけば良い。すると受付があって、そこで入場料を払う。ボッシュの絵画に出てくる例のもののけたちのフィギュアも売っているよ!高いけど!
ボッシュの「最後の審判」が誰もいない大きい部屋にさらっと展示されている。もしこの絵が来日したら大騒ぎ大混雑になるはず。わざわざウィーンまで観にくる価値のある貴重なシチュエーションだと思う。館内撮影禁止なので、写真を撮れなかったの残念。
徒歩で王室の植物園パルメンハウスへ移動。
現在はカフェになっていて、デカダンな巨大植物園の中でお茶を飲める。ウィーンはどこにでも落ち着いたカフェがあって良い。
プラハのストラホフ図書館が鳥肌ものの素晴らしさだったので、ウィーン国立図書館にも行ってみた。しかし、とてつもなく感じ悪いオバちゃんが受付していて、不愉快な気分に。カオス国だとぶっきらぼうな接客ってけっこうあるので気にならないんだけど、ウィーンの公共施設の人はみんなとても親切だったので、すごく悪目立ちしたよ。
まあ、かっこいいんだけど、プラハのストラホフ修道院の図書館がすごすぎたので、やや見劣り。
旧い立派な図書館だから感動するってもんでもないのだという事が分かった。というか、そこにどんな物語を読み込めるか、といった点が重要なんだろうな。プラハは街全体が異様なオーラを放っていたし。
続いて王宮の宝物館へ。
中世の宝冠がとても魅力的。
壮絶刺繍!
王宮の周りの美術館群の配置はわかりにくいので、適当に歩かないで、事前に行きたい場所をちゃんと調べた方が良い。
こういう彫刻って、よく見ると笑えるよね…。全部彩色したら面白いと思うんだけど。
日本でも街中によく全裸の彫刻が立ってるけど、あれはなんで猥褻物として撤去されないのかな。
デメルカフェに行こうと思ってたんだけど、すごく混雑していたので、ホテルの近くのちょっともさかわいい感じのカフェに入ってみた。K.u.K. Café-Konditorei L. Heiner という店。
これが大正解。美味しいし、かわいいし、太ったおばちゃんのスタッフが思いがけず日本人みたくキビキビ動く。
おすすめ!
ホテルでスーツケースをピックアップして、タクシーでウィーン中央駅に向かう。
ウィーン駅はスーパーもあるし、なんと1等席の乗客のためのラウンジがあるの!素晴らしい!
飲み物とちょっとした乾き物スナック程度だけど、wifiあるし、けっこう快適。
19時発のユーロナイト・フィレンツェ行きに乗車。
ロフト部分。
150センチ幅のベッドが2段になっている感じ。
イタリア人っぽい車掌が、ハシゴを出してくれなくて困った。2階は居心地悪いよ。とか言って何故かハシゴを拒否するの(笑)。何回も頼んでようやく出してもらえた。
トイレ・シャワー付き。
森の中を走る車窓の眺めも旅情。
水とサンドイッチなどの軽食とアメニティー入り紙袋がもらえる。
ヨーロッパの寝台列車っていいよね。大好き。
ただし1等バストイレ付きの個室に限る。安くてもそこそこ快適な総中流社会日本と違って、1等車の快適さと雑魚寝車両の不快さの溝がでかい。
最初楽しかったんだけど、酔い止めを飲み忘れて地獄だった。なんというか、独特のGがかかって酔いやすい。カーブが多いのかも。ガタガタ揺れることは少ないんだけど、引っ張られるような揺れ方が続くのです。酔いやすい方要注意。