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ブッフェの朝食を食べに行ったら、麻布十番祭りかと思うような混雑っぷりだった。
お皿を持ったまま席が見つからずに流浪する各国朝食難民たちの姿が笑えたよ。
我々の部屋は幸いレストランの近くなので、今後は自室で食べることにした。
我々は他の乗客に比べたらとても小食だし、ディナーやイベントにも参加しないし、かなり損してると思う。イベントとか一切なしで食べ物や客室が高品質なクルーズ船を日本の旅行会社に作ってほしいな。
今日はバーリに寄港する。
洞窟住居サッシのツアーもあったけど、我々はアルベロベッロ行きのバス・ツアーに参加することにした。なぜならシブタツが絶賛していたから。
ツアーは前日にツアーデスクで申し込む。英語だけど、ツアー内容は書面になっているのでそんなに難しくない。
バーリはイタリア南部のメジャー都市。港周辺には1000年前の城塞とかあるんだけど、少し走ると巨大団地街のようになっていて驚いた。ハイテク産業の街らしいので、エンジニアの社宅とかなのかな。
アルベロベッロのトゥールッリ住居群に到着。バスで1時間半くらいかかったかな。
石を積み上げただけの住居は、上のヘタを抜くと一瞬で崩壊するそう。昔はそれで税金逃れをしたのだとか。
シブタツはここで、「誰もいないおとぎ話のような街」に迷いこむという素敵な経験をしたらしいけれど、それから約40年を経て、ここはバブル期の清里のような強欲テーマパーク観光地になってしまったみたいだよ。
店舗の客引きも激しくて、陽子という謎の日本人おばさんがやっている土産物屋に入ったら、試食攻撃にあい、いつのまにかトリュフサラミを買わされていた。その店で買い物をすると屋上の見晴台に登れるし、住居内の様子を垣間見れるので、入場料だと思えばいいけど。陽子は、28年間ここに住んでるって言ってたけど、どういう人生なんだろうな…。
屋上からの景色。
生活感があっていい。
airbnbなどもあるようなので、ここに数泊するのも楽しそう。そうすれば観光客津波がひいた状態の本来のアルベロベッロを堪能できるはず。
ちょっと痩せている。
それにしてもヨーロッパの観光地は、どこもかしこも人が多すぎて残念だよな。魅力的な土地はアイドルみたいなもので、例えばスマップのコンサートに行けばキムタクを「観る」事ができるけど、大勢の観客に紛れた状態なので「逢った」ことにはならない。もしキムタクと2人で10分でも過ごせたら、それは親しく「逢った」といえる。土地も同じで、大勢の観光客がいる土地に行ってもその土地と「逢う」事はできないと感じる。
アルベロベッロの手前の街は、ウェディングドレスの特産地らしい。ヴァレンティノといったハイ・ブランドのドレスも生産しているらしく、同じクオリティのドレスが安く買えるとか。日本の感覚でいえば友禅の産地みたいな事なのかな。イタリアらしくて面白い。
船では毎晩何かしらのイベントが行われている。
今夜は赤と緑(イタリアの国旗色)の服を身につけようパーティーだった。我々は参加しなかったけどね。
バルコニー付きの部屋なので、自室でくつろげていい。
特に今回のように公共スペースで全く寛げない状況だと、価値倍増。
「2015 ヨーロッパ周遊旅行(2015/8/3)」への1件のフィードバック