中南米旅行 2017/8/11

〜旅程〜
成田
ロサンゼルス
マイアミ
グアヤキル
サン・クリストバル島(ガラパゴス)
ガラパゴス・レジェンド・クルーズ
サンタ・クルス島(ガラパゴス)
キト←現在地
メキシコシティ
ハバナ
ロサンゼルス
成田

8/11
ホテルの朝食は別料金。値引きがあったので、うっかり2日分購入してしまったのだが、最後の朝は5時過ぎにホテル出なくてはいけないから朝ご飯食べる時間ないじゃん。
ホテルの朝ごはんって割高だし、体調が悪くなることもあるから、別料金の場合は先に購入しない方が良いかもな。


フレッシュジュースがたくさんあって良い。

疲れている事もあって、これだけしか食べれない。我ながら本当に少食だな!実は即身仏で、もう死んでいるんじゃないかしら。健康で美しい人って、だいたい大食いだよね。もっと代謝の良い強い人になりたい。

本日は日本の代理店を通して予約した旧市街観光ツアーに出かける。ドライバーとガイドをチャーターするフリーツアーだと思っていたのに、決まったコースをたどるものだった。その日本の代理店はいまいち段取りが悪くて、日本出発から帰国までの全ての旅程とホテルの情報を要求してきたり(約1カ月の旅でホテルも10軒くらいになる)、ハシエンダ(キト郊外のホテル)に泊まるなら送迎追加料金2万円です、と後から言ってきたり、ダメ感がジワジワ漂っていたのだが、現地ツアーガイドとのコミュニケーションもとれてないじゃん…。でも、キトは治安が悪いので信用できるガイドとドライバーを必ずつけた方がいいですよ。





キトは治安が悪いと聞いていたので、ドキドキしながら観光に出発。
ガイドの若い女性は感じの良いかわいい人だった。カナダに2年間暮らした事があるそうで、とても正確な聞き取りやすい英語を話してくれて良かった。
カッコイイ17世紀建築の民家が連なる地域もあるけど、落書きだらけのやや危なげな地域もある。観光客がたくさん歩いているような場所は全く問題なさそう。ガイドさんもスリなどに気をつければ問題ない、と言っていた。
すごく急な坂道が至る所にあって、函館を思い出した。平らな場所ほど高級住宅地だそう。


行ってみたかった場所の一つBasilica del Sagrado教会。



19世紀末に建てられたもので、そんなに古くないんだけど、ガーゴイルがエクアドルの動物たちなのが特徴。ピューマとかイグアナとかリクガメとか。


キトの全貌を観察できる丘の上。
よくこんな山岳地帯にこんなデカい街を作ったな!しかも活火山があって、少し前には街中が火山灰に覆われたらしいよ。元々は清水が供給されるという理由でこんな山の中に住みついたんだって。


牛久大仏的な巨大マリア様が立っている。


この場所は標高3000メートル。写真にも写っているちょっとした小山は4000メートルだって。民家のある小山が富士山より高いなんて。エクアドルにおいて「高い山」とは6000メートル級の山を指すらしい。激烈な高山病の症状はないものの、なんとなくダルい感じと微妙な頭痛がする。

次は旧市街に向かう。


キト旧市街は、世界遺産第1号の街だそう。
たしかに教会とか美しいけど、しょせんスペイン人がインカを侵略して文化を破壊した上で築いたリトル・スペインだよね。それを世界遺産にするのってインカに対して失礼では?


中心にあるモニュメントは独立を祝うものなのだそう。ライオンと十字架はスペインの侵略とキリスト教を象徴しており、上部のワシがインカの天上自然崇拝を象徴している。
現在エクアドル人の95%はカトリックなんだって。スペイン人がキリスト教を利用してインカ人を奴隷化した過去があるのに、なんでみんなキリスト教信者なんだろうか。そこを突っ込んで聞きたかったけど、ガイドさんも教会に通っているらしいので、聞けなかった…。

最も格式が高いコンパーニア教会。内部は金箔で覆われていて豪華。でも写真が撮れなくて残念。

サンフランシスコ教会に飾られていた聖人ヒエラルキー表。一辺が5メートルくらいある巨大な画です。全部実在のモンクで、頂点に君臨するのがサンフランシスコ。修行積めば積むほど偉い人になれる事になっている。カトリックについてあんまり知らなかったけど、日本の有名な新興宗教が同じようなシステムを導入しているよね…。


大統領府のバルコニー。水を流して掃除をしていたのだが、排水は全部路上に勢いよく落下していく。雨どいを地上までつなげて静かに流せばいいのに、高さ4メートルくらいのバルコニーからドドドッと滝のように流れ落ちるようになっている。昔はトイレの下水を含む排水が全てこの方式が落下していたそう。1階の壁が全部糞尿まみれになるだろうし、匂いも大変だっただろうな。実際どういう状況だったんだろう。


ノラ犬が多い。


いたるところに警官が立っている。旧市街だけならガイドなしで歩きまわれそう。


街の雑貨屋。


旧市街の土産物屋兼カフェで休憩。Homero Ortegaというエクアドルを代表する老舗のパナマ帽が買いたかったのに、本日は祝日で本店は休みだった。パナマ帽はパナマの名産品ではなくエクアドルのものですよ。
諦めきれないので追加料金を払い、マリスカル地区という日本の青山みたいなオシャレ地区にあるセレクトショップにも立ち寄ってみた。

Homeroの帽子は少しあったんだけど、クラシックなモデルしかなくて全然似合わなかったので買わなかった。ツバが大きめのアレンジモデルが欲しかったんだよね…。アルパカのニットが可愛くて、ちょっと欲しかったんだけど、たぶんトーキョーに戻ったら着たくなくなるだろうと思い、これも却下。



ヴィーガン対応のオシャレデリがあったので、ランチをテイクアウト。なかなか美味しかった。


キトって、高原で爽やかだし食べ物美味しいし上質な工芸品もあるし、かなり魅力的な観光地だと思う。郊外には素敵なハシエンダ(旧い大農園の屋敷を改装したホテル)もあるし、治安さえ良ければとても良い場所だよ。もったいない。

ホテルの近くにスーパーがあるので、そこにも行ってみようかと思ったのだが、微妙に船酔いしているような気持ち悪さとだるさで出かける気になれない。これが高山病か。結構つらいかも。明日は早朝に出発しなくてはいけないので、ホテルでゴロゴロして早く寝ることにする。

次の日を見る

「中南米旅行 2017/8/11」への1件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です