2015 ヨーロッパ周遊旅行(2015/8/8)

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早朝、モンテネグロのコトル港に入るために幅300メートルの海峡を進んでいくところ。

これを見物するために早起きした。


鋭い断崖の麓にヨーロピアンな家が建っているんだけど、なんとなくアジアっぽい雰囲気があって面白い。


モンテネグロのコトル港。

ここは全く下調べしていなくて、地図もないのでとりあえず船をおりてみた。そうしたらタクシー屋が寄ってきて、地図を見せながら「こんな周遊コースはいかが?」と勧誘してきた。ちょっと心が動いたものの、そんなに貪欲に色々観たい気分でもなかったので「旧市街はどこですか」と聞いたら「ここだ」と。実は港の目の前が一番の見所だったのだ。それを教えてもらった上で断るのも心苦しかったのだが、お断りして、徒歩で目の前の旧市街城塞へ向かう。

入り口に跳ね上げ橋が付いていて、内部は中世のまんま。


ほとんどの建物はホテルやレストランとして利用されている。そしてジプシーとおぼしき物乞いがいる。めちゃドラクエっぽい〜。

絵になる美しいネコたち。

ただ歩いているだけでワクワクする風情のある城塞だ。

でもセルビアモンテネグロといえばユーゴスラビア紛争の国=「戦争広告代理店」だよね…。

ちょっとした広場に出たら博物館らしきものが。時間はたくさんあるので、入ってみることにする。

これが大正解。素晴らしい空間であった!


まず建築そのものがかっこいい!


展示品の世界観はタンタン「レッドラッカムの宝」そのもの。

人気がないところも良い。1時間くらい滞在したけど、私たちしかいなかった。スタッフもアットホームで感じよかった。ちょっと「船の科学館」を思い出したよ。

MSCムジカの客層って、ほとんどがヤンキー系で、ビーチでビール飲んで盛り上がろうぜ!的なノリなんだよ。だから、いわゆる「話題のインスタ映えスポット」ではない古い城塞の誰も知らない博物館なんて興味ないんだと思う。

今回クルーズ船の観光をしていて、色々良くないなあ、と思う点があった。それの筆頭は我々が寄港すると短時間に大量の観光客が溢れるので、その土地の魅力がよく分からなくなる、という事。でもコトル島の城塞は、ほとんどのゲストが有名なビーチとか市街地に向かってくれたおかげで、すごく親密に堪能できた。全般にこういう風だったら楽しいんだろうなあ。やはりオフシーズンに乗るのが決め手かも。

最後も跳ね橋を渡って出て行く。

出た場所で、市場が開催されていた。地元の果物なども売っていた。

もう船に戻ろうかと思ったけど、港にガラス張りの居心地良さそうなカフェがあったので、そこでポテトとナゲットを食べながらネットをして過ごした。MSCのご飯が不味いので、寄港地で食べるものは何でも美味しく感じる。

次の日に続く

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