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本日はずっと憧れていた場所の一つサントリーニ島に寄港。
船でアプローチしたおかげでサントリーニ島が猿の惑星みたいな場所だということが分かった!
白い街の写真ばかり出回っているから知らなかったけど、サントリーニ島群は、何もない火山岩なんだよ。そんなSFっぽい景観の中、局所的に白い家が崖にへばりついている感じ。しかも3000年以上前から街があったんだって。ムー的好奇心をそそられる場所です。ロマンを堪能するなら、泳げなくても観光客がいない季節に来るべきだと思う。
大きい埠頭はないので、クルーズ船から島まではモーターボートで数十人ずつ輸送される。クルーズ船はみんなそうだけど、こういう移動時は風が強くて寒いので、夏でもちょっとしたウィンドブレーカー的なものを持っていた方が良い。
港からサントリーニの街までは、この崖を登らなくてはいけない。手段は徒歩かケーブルカーかロバ。
サントリーニ島では、街に登るためのロバタクシーが稼働しているのだ。これが一種の観光名所で、ロバ推しが激しい。私も好奇心からロバタクシーに乗ってみることにした。そしてすごく後悔した。
一言で言うと、カオス国っぽいダメさが充溢していた。
まず、二つの業者に料金徴収されたよ。入り口でお金払ったのに、ロバに乗った時に別の人からもう一度料金請求されるの。そういう目に遭っているのは私だけではないようで、あちこちで観光客と業者が押し問答していた。
そして実際に乗ってみると、ロバは馬糞に滑ってカックンってなったり、来た道を戻ろうとしたりして、かなり怖い…。急な崖道ですからね。もし落馬したら崖を転落する可能性もある。しかも強欲業者が大量のロバや馬を動員しているので、馬同士すれ違うのがギリギリ。私が乗ったロバはプライドが高いのか、果敢に馬の群れに突っ込んでいく!その結果、私の足が馬の鞍とロバの鞍に挟まれて擦られて流血。このロバタクシーは結構危険だと思うから、乗らない方が良いです!
それに現地で見ればわかるけど、結構な動物虐待でもある。最近になって、あれは虐待じゃないか、と観光業者の間でも問題になってきているみたい。あらゆる観点から乗らない方がいいです!
なお、こういうリスクに鼻が効く息子は、徒歩で登ったので酷い目にあわなくて済んでいたよ…。徒歩は徒歩で、馬やロバに蹴られるリスクがあると思うけど。
もう毎度のことだけど、クルーズ船が到着すると、こういう狭い観光地は一気に観光客洪水状態になり、風情台無しなんだよ。でもまあ、仕方ないので、街を散策することにする。とりあえずその辺のカフェに入ってwifiを使い、マップをダウンロードした。
とにかく人混みがすごいので、あんまり人気のなさそうな古代美術館に行ってみた。
入場券は買ったけど、ゲートが壊れて開きっぱなしだったので、ズルして入っている人もいそう。
サントリーニ島は4000年前に高度な文明の街が栄えていたという。でも火山の噴火で埋まってしまったんだって。
どんだけ洗練された文化であったか、博物館の展示を見ると分かる。4000年前ですよ?
こじんまりしているけど、とても見ごたえのある博物館。しかも観光客が少なくて涼しくて、超おすすめ。
とにかく人が多いのです。それにとても暑くて疲れるから、スノードームとステッカーだけ買って、もう船に戻ることにする。ここはオフシーズンにもう一度ゆっくり訪問してみたい。
いわゆるサントリーニらしい景色。
さて、ロバタクシーには2度と乗りたくないので、帰路はケーブルカーに乗ることにしたんだけど。これも地獄だった。
すごい行列。酷暑の中で1時間待たされたよ…。しかもガンガン割り込む連中がいる。人ごみで歩きタバコも当たり前。なんなんですかね。この民度の低さ。中国人がマナーが悪い、とか言う人多いけど、今回のヨーロッパ旅で色んな民族見てると、むしろ中国人の方がちゃんとしてるぞ。っていうか、民族で属性をくくるのは間違っているよね…。いろんな人がいるということ。
やっと順番が来た。入り口で料金を払って乗る。
何この斜面が見えない急勾配!
ケーブルカーは、それはそれでかなり怖い…。
生きた心地がしなかったよ。何が怖いって、ちゃんと機械の整備とかしているんだろうか?という不信感。もう日本に帰りたい…。
クルーズ船に戻るための送迎ボートは、30分ごとくらいに来るので、港のカフェでネットやりながらボートを待った。クルーズ船はwifiがほぼつながらないので(値段が高いし、遅い)、陸地にいる時しか調べ物などができないのだ。
船に戻るところ。
今夜もショー見物。クルーズ船って必ずこういうショーステージがあるよね。これ、レトロで結構好きだ。