3月7日 ジャイプール〜ランタンボール
本日はジャイプールからランタンボールへ移動する日。
ジャイプールはなかなか素敵な場所なので、もう少し長く滞在したかったな。
チェックアウトする際、両替をおねがいしたら例によって「5000ルピーまでしか両替できない。日本円で9000円持っているか?」と言われる。1万円札しか持っていないと伝えると、スタッフが誰かに電話して相談した後、「特別に」1万円分のルピーを両替してくれた。
こんな感じなので、インド旅行の際は両替できるところでしておいた方が良いですよ。レート悪くてもチャンスを逃さないように。
旧市街のピンクシティ周辺はすごい混雑だけど、ちょっとはずれるとわりとノンキな光景。とはいえ気楽に散歩できる雰囲気でもないが。
ランタンボールへ移動する前に、昨日見そびれたシャンタルマンタルとマンシー氏がオススメしてくれた宝石屋に寄ることにする。
Moltobelloという宝石屋。「aruco」にも掲載されているお店です。
あんまり期待しないで入店したんだけど、ここはすごく面白かった!Gem palaceよりも絶対こちらが良いよ!
ここは宝石の問屋と工房を兼ねていて、数百円から数?万円というピンキリな品揃え。店に入ると千円くらいの安い半貴石リングを陽気な店員さんがタッパーからザラザラ出して見せてくれる。もし他に気に入ったものがなければそれを買って出て行けば気楽。
私はもっと本格的な指輪を作る気まんまんだったので、色味だけ指定して文字通り色々な石を出してもらったよ。店頭に並んでいるショーケースだけでなく、タッパー10個以上開けて思う存分見せてもらった。午前中で、他にお客さんいなかったからゆっくり検討できたんだと思う。昼過ぎると混んでいたから、オリジナルを作りたい人は、早い時間に行くべきです。
それで分かったんだけど、石には魂がある。種類ではなく個別のオーラみたいなものが重要なの。私は当初黄緑の石を探していたんだけど、ついでに見せてもらったピンクの石(ルビー)に運命的なものを感じたのでそれに決めた。
石を決めたら次はサンプルの指輪群の中から、この部分はこれであの部分はあれ、みたいに細かく指定する事も可能。
しかし!彼らは言う事を聞いてくれない!1時間近くかけてやり取りした後、制作時間が1時間くらいとのことだったので、シャンタルマンタルを見物して出来上がったものを取りに来たら、なんと指定した形になっていないのだ。
それでさらに粘ってその場で修正してもらった成果が写真の指輪。
17世紀のマハラジャのイメージ。めっちゃ可愛いね〜。これ、日本で転売したら儲かるんじゃないだろうか…。
水晶のガネーシャも購入。8000円くらい。
店内には「瞑想のための宝玉スティック」とか、面白いアイテムもあった。
モルトベッロで指輪を加工してもらっている間に、シャンタルマンタルへ行った。
駐車場から入り口に歩く途中、ヘナアートの呼び込みにあった。ヘナもやってみたかったけど、あれは塗料を数時間キープしないといけないから、やっぱり時間に余裕がないと挑戦しにくいよね。ジャイプールは最低でも3泊くらいすべき。
リアルMYST…!
18世紀に天文ヲタクのマハラジャが建造した天文観測用の構造物群シャンタルマンタル。
これ、こんなに巨大だったんだね!人間のサイズと比較してみて。
イスラム圏って宇宙的なデザインが多いと思ってたんだけど、これはまさにSF遺跡やな。
シャンタルマンタルには売店とトイレもある。
トイレはインド式なのでティッシュは必須。おトイレおばさんがいるのでチップも必須。
ジャイプール楽しいな〜!
デリーともう一ヶ所だったら、普通はタージマハルがあるアグラに行くんだろうけど、ジャイプールの方が絶対面白いと思う。
白と黒の牛に見送られながらジャイプールを出発。
ランタンボールまでは135キロ。だいたい3〜4時間だけど、途中から舗装の悪い道になるので酔いやすい人は要注意。
インドデコトラがたくさん走っている。トラックをデコりたくなるのはアジアの共通感覚なのかしら。インド歌謡曲をガンガンかけているよ。
映画「トラック野郎」シリーズをインドでリメイクしたら大受けするんじゃないかな。ダンスシーンも盛り込んでな。
デリーからジャイプールに移動している時にも地形や風土が変化するのを感じたけれど、ジャイプールからランタンボールへ向かっている時にも景観が変わっていくのが面白かった。
とはいえ、やっぱり車移動つらいわ〜。飛行機の方が楽で早いと言う方も多いよね。そうかもしれないけど、インドの航空会社信用できないから、それはそれですごくストレス高そうだしな〜。移動がストレスフルなのは途上国共通の試練だよね。
砂塵舞う道を走っていると蜃気楼のごとく白亜の宮殿が見えてくる。ここ、ナハルガ・ランタンボア Nahargarh Ranthambhore に3泊して虎狩りをする予定である。
カッコイイ〜。
ここは16世紀のマハラジャ邸宅の様式を忠実に踏襲して建てられたレプリカント・パレスなんだけど、言われなければ本物の宮殿だと信じてしまうはず。エレベーターとかもないし。
最上階の巨大なバルコニー付きの部屋に案内された。
このフロアは他にもう1部屋しかないので、ほぼ独占。
室内の様子。
アンティーク風の家具で雰囲気がある。
ツインの部屋をリクエストしてたんだけど、キングサイズになっていた。うちは別にいいけど、どうしてもツインがいい人はホテルに厳重に依頼した方が良いかも。
排水口にナフタリン粒のようなものが配備されている。
臭いから捨てようかと思ったんだけど、これはもしやネズミとか虫が這い上がってくるのを防ぐ目的なのでは…。
お湯が出る時間は決まっている。
キャンドルがあるけど、夜間に電気が止まるわけではなかった。
夜間に電気が止まるのって風情があって好きだけどな。昔、ケニアのサファリロッジは夜間のキャンドルが普通で、すごく素敵だった。不便さは贅沢さでもあると思う。
バルコニーからの眺め。
これから夕ご飯を食べに行く。
ゴージャスな食堂。
ブッフェはインド料理メイン。すごく美味しかった。
夕方には中庭で映画上映があると聞いたので、奮って参加。
しょぼい自立スクリーンとプロジェクターで、ランタンボール国立公園のトラのドキュメンタリーを上映していた。椅子に座っていると、給仕がクッキーとチャイを持ってきてくれる。これはこれで、なんか貴族っぽくて楽しい。
夜の景観もカッコイイな。
売店でトラ柄のサファリ・ハットとTシャツを購入。
可愛い〜!
ナハルガ・ランタンボアの料金検索はこちらで⇩
今までホテル予約サイトで100泊以上予約しているけど、hotels.comが95%くらいの確率で最安。10泊すると10泊の平均価格分が11泊目の予約で割引されるので、事実上表示価格の10%オフなのだ。
最後の予約から1年以上経つと失効するので、年に1回以上旅行する人向き。
サモード・ハベリでも見かけたこのスイッチが好き。
明日はサファリで6時起きなので、11頃に就寝。