中南米旅行 2017/8/14

〜旅程〜
成田
ロサンゼルス
マイアミ
グアヤキル
サン・クリストバル島（ガラパゴス）
ガラパゴス・レジェンド・クルーズ
サンタ・クルス島（ガラパゴス）
キト
メキシコシティ←現在地
ハバナ
ロサンゼルス
成田

8/14
ハンプトンインは朝食のみロビーで提供されている。レストランはないけど、一階にテナントとして素晴らしいカフェ・レストランGarbatos Centroが入っているので問題なし。

マイアミにもあったワッフルメーカーがここにもあった。タネを鉄板に注いで蓋をしめてひっくり返すだけなんだけど、焼きあがるまでに1分くらいかかるので皆さんその場を離れてしまいがち。しかし、けっこうな確率で焼きあがったワッフルを横取りされるのでその場で待ってた方がいいよ。悪意があるというより、知らないで持って行く人がいるんだと思う。
緑の飲料はサボテン・ジュース。「緑の充実野菜」的な味で美味しいよ。写ってないけどメヒコ・コーヒー（シナモンが入ってる）も美味しかった。また、ハインツのシロップが懐かし美味しすぎたので、ネットで買おうと思い検索して成分を見たら添加物まみれだったよ。子供の頃に好きだった味は永遠に不滅。どんなにオーガニック意識高い食生活をしていても育ちがバレるのだ。マックのアップルパイもやめられないジャンクフードの一つ。

今日はHISの現地ツアーで「タコス食べ歩き」というのに参加した。ラッキーなことにガイドさんと我々だけだった。ガイドさんは海外に住み着いた日本人らしからぬキチンとお化粧したこぎれいな女性であった。メキシコシティに6年住んでいるそう。高校時代にメヒコに留学した事がきっかけでメヒコ好きになったという。私は海外、特にカオス国に住んでいる人が好きだ(ただし駐在は除く)。孤独を受け容れるたくましさとかリスクを取って好きな事をしている爽やかさが良い。

美食の国メヒコでは必ずローカルなタコスを食すべき。でも英語通じないし、観光客にとってなかなかハードル高いんだよ。ガイドさん同伴なら安心。

1軒目はSalon Corona。ビール会社のコロナが経営しているチェーン店。市内に何店舗かある。

日本で食べるタコスのイメージと違う小ぶりなタコス。むしろ大きめの餃子的な感じ。一つ９０円程度。好きなソースをじゃぶじゃぶかけて食べる。サボテン入りのやつも食べてみた。ゴーヤに似た味。そして必ずたっぷり付いてくる辛いピクルスみたいなのも美味しいんだよ。ヘルシー。

２件目はEl Kioskito。

こちらの方が量が多くてより土着的な感じ。Coronaの方が洗練されている。私はCoronaが気に入ったけど、こっちの方が好きな人もいると思うよ。

ここまで食べたところで満腹になった。ガイドさんにそう伝えると、我々のみのプライベート・ツアーなので、制限時間以内であれば買い物などの案内をしてもいいですよ、とおっしゃる。いい人だ！私が何かスイーツの名店はないだろうか？と聞いたら少し考えた後、チュロスはいかかでしょう？と提案してくださった。いいね！メヒコにはチュロスがあることを忘れていたよ！いいね！

というわけで最後はチュロスの名店El Moroへ。1935年創業の老舗。

丸見えの厨房では大きい鍋でチュロスを大量に揚げている。

揚がった巨大な円形チュロスはカットされて大量のシナモンシュガーをまぶされる。クラシックな制服の店員さんがテキパキと作業をこなしていて、お会計専用の番台がある。日本の蕎麦屋なんかに通じる風情あり。こういうお店が大好きだ！

追加でチョコソースもつけてもらった。シンプルで無駄な味がしない。素朴な美味しいチュロスだった。20センチくらいのチュロス4本で120円。

せっかくメヒコ在住の日本人に会えたので、気になっていたことを聞いてみた。人種が混ざりまくっているメヒコにおいて人種意識はどうなっているのか、ということだ。ほとんどのメヒコ人は複数の人種の血をひくミックスなので、純粋なインカ人は1割くらい。だから人種間の軋轢のようなものは存在し得ないのではないかと思っていたんだけど、ガイドさんによれば厳然たる差別があるそう。いまだに征服者としてスペイン人が経済を支配しているという。有名企業のトップはたいていオーナー一族の白人で、それゆえに幹部はやはり白人層なんだって。独立から200年くらい経つのにいまだにそんな風なんだね…。

公園の中を歩いていると、平日なのに遊んでいる大人がたくさんいる。ガイドさんによると、メヒコでは会社員として働いている人が少ないので、時間が自由になる人が多いのだそう。

ラテンアメリカタワー。１９５８年に建てられた44回建ての高層ビル。素材感が新橋のボロい駅ビルみたいなのに超高層で怖い。地震で倒れないのかな。

良いガイドさんのおかげで楽しいツアーであった。やっぱり専属日本人ガイドに案内してもらうの最高。欧米なんかだとドライバーとガイドを専属で雇うと超高額になることもあるけど、だいたいその価値はある。

ホテルに戻って一休みしたら、なぜかカップラーメンが食べたくなってきた。メキシコではマルちゃんのカップ麺が大人気らしい。ぜひそれを食べてみたい。そこでコンビニを目指したのだが、日本と違ってどこにでもあるわけではない。旧市街を歩き回ったところ、メキシコシティーの秋葉原に相当する電気街にセブンイレブンがあった。世界中どこでもヲタクとコンビニはセットなんだね。

規模は小さいけど、電気街とヲタク用品が街の一角に集まっている。

コンビニはセブンイレブン。カード払いもできて便利。ビニール袋はくれないので、買い物袋はいつも持ち歩いていた方が良い。パラペーニョ味のポテチも美味しかった。メヒコはポテチがハイレベル。お土産にも良いと思う。