中南米旅行 2017/8/12

〜旅程〜
成田
ロサンゼルス
マイアミ
グアヤキル
サン・クリストバル島(ガラパゴス)
ガラパゴス・レジェンド・クルーズ
サンタ・クルス島(ガラパゴス)
キト←現在地
メキシコシティ
ハバナ
ロサンゼルス
成田

8/12
5時前に起床してパッキング。ロビーに簡単な朝食コーナーがあったけど、食べる暇なし。
5時半にホテルを出てキト空港へ。

キトの深夜早朝は本当に信用できる運転手じゃないと怖いと思い、ホテルに出入りの運転手を予約してもらったよ。エクアドルは誘拐ビジネスが流行っていて、流しのタクシーは誘拐される事があるってよ。


やはり高山病にかかり、2日目の夕方から軽い船酔いみたいな状態になったので、キトから脱出できて嬉しい。キトは本当に珍しい魅力的な土地だけど、いかんせん立地が過酷だよ。ガラパゴスに行くためのトランジットならグアヤキル経由が断然ラクです。


空港のOutbackで息子がギトギトアメリカンピザをガッツリ食べていて怖かった。寝不足の早朝6時半だよ。

AM685 Aeromexico 8:35キト発(フライト時間4:45)

AMプラスというエコノミー席が5センチ程度広くなる座席にした。AMプラス申し込みの際、本国のアエロメヒコホームページから申し込まなくてはいけないのだが、日本のクレジットカードを受け付けなかったので、日本の支店に電話して予約した。

アエロメヒコにはビジネスクラスへのアップグレードをオークションで売る制度もある。入札方式で、もちろん負ける可能性も高いのだが、2、3万円でアップグレードできたりするのでお買い得。キト〜メキシコ便は入札に負けたけど、メキシコ〜キューバ便は150ドルくらいでアップグレードできたよ。

この程度。日系航空会社だったら通常エコノミーの広さだと思う。もちろんJALの新型エコノミーより狭い。世界的な潮流として、ますますエコノミー席は小さく圧縮されているんだってね。欧米人って体でかいのに、どうやって座るんだろう。一般エコノミー席の様子を見ると、みんなパンパンに詰まっている感じ。膝は前の座席にくっついている。

モニターがないことは予測していたので、事前に「モーターサイクルダイアリーズ」をダウンロードしておいてBoseのQuiet Comfortで鑑賞。キューバの予習として。しかし映画は面白くなかった。ゲバラの青春時代を描くならもっと魅力的なストーリーが可能だと思う。役者さんもジュリアロバーツと同じ顔の男性で覇気がなく、全然ゲバラっぽくなかった。息子はダウンロードした「博士の異常な愛情」を観ていたのでうらやましかった。

それにしても、今回乗った飛行機はほとんどモニターが付いていなかった。だいたい5時間前後のフライトだったけど、それって羽田〜香港線とかじゃん。それでモニターなしの3列3列の小型機だよ。サービス最低限で小型機をこまめに飛ばす、というのも世界的な潮流だってね。いやだなあ。

アエロメヒコは全く信用していなかったのだが、揺れの少ない航路を選ぶジェントルな飛行であった。空港のスタッフはとても丁寧だし、CAさんも感じよかった。ネットで結構悪い評判を読むので心配していたけど、アメリカン航空よりはるかに快適だった。

ちょっと旅行に飽きてきたので、気乗りしないままメキシコシティに到着。


しかし、思いがけず高品質な国で安心。まずイミグレが迅速。スタッフが手分けして列が早く進むような工夫をしていた。空港の対応には国民性が出るからな。メゾンカイザーもあるよ!

メキシコは治安が心配なので、事前に送迎車を手配した。迎えに来た青年が白昼夢系で空港内をグルグルさまよわされたのはご愛嬌。
空港からホテルがある旧市街地区までは通常なら30分もあれば着く距離なのだが、今日は休日で渋滞が凄まじくて1時間30分程度かかった。

メキシコシティの滞在先はヒルトン系のハンプトン・イン。


トリップアドバイザーで見た時は旧い建物を利用したビジネスホテル風だったけど、実物はとても高級感がある。ヨーロッパの高級古建築系ホテルと同じものだったよ。
スイートのツインを予約したはずなんだけど、キングベッドの部屋だった。外人ってキングサイズで複数人寝るの平気なんですかね?私はイヤなのでツインの部屋かエクストラベッドに替えて欲しい、とお願いしたら、なんともう一部屋無料で貸してくれた!以前も似たような状況があったけど「ツインの部屋はない。エキストラベッドは有料」と言われた経験あり。具体的にはセブ島のラディソンホテル。


部屋に入るとリビング。テーブルが欲しい。ほんと写真映り悪くてもったいない。天井の高い素敵な本格ヨーロッパ建築だよ。

寝室と浴室につながっている。


レンジと金庫がある。お茶セットもあるけど、1階にもセルフサービスドリンクコーナーがある。


アメニティがニュートロジーナ。懐かしい。


部屋からの眺め。やや廃墟感のある古建築がお向かいさん。こういうのすごく好み。


荷物置き場がたくさんあって使いやすい。


大型テレビが寝室とリビングにある。端子が丸出しなので、PCとつないで好きな映画を観られる。


旧市街を望む広々したクラシックな部屋を独り占め!嬉しいなあ。

残念ながら明日にはツインの部屋に移らなくてはいけないんだけどね。


無料で追加してくれたシングルの部屋もとても素敵。眺めも良い。
空港の職員もテキパキしてたし、ホテルの運営方針も素晴らしい。今のところメキシコに良いイメージしかない。


小腹が減ったのでアマノフーズを補給。キトほどじゃないけど、袋が膨らんでる。メキシコシティも標高2250メートルあるからね。でもキトの後だと空気が豊かですごく元気が出るぞ!
一休みしてから近所を散策しに行く。


ショーなどに出演する人用のドレスっぽい。浅草にもこういう服売る店あるよね。メヒコ人は何かといえばドレスを着てパーティーをやるそう。これは一般用なのだ。

この辺りは通りごとに売るものが決まっていて、ここはドレス通りということらしい。



ここは生地屋通りかな。


ブレイクダンスコンテストやってる。


すごい混雑。師走のアメ横感もあり。治安が悪い事を怖れていたのだが、こういう場所はスリなどに気をつけていれば何も問題ない感じ。人通りの多い道だけ歩くようにすれば良い。

旧市街は浅草っぽい。かっこいい古建築が多いのだが、店舗は昭和っぽい安売り屋ばかり。


どんどん歩くとゾカロ広場に到達する。



「007スペクター」オープニングでも出てきたゾカロ広場だ!イベント設営中でちょっと見映えが悪いけど。この広場に面したグランドホテルに泊まりたかったんだけど、満室で予約出来なかったんだよ。

でもちょっと中を見てみたいので潜入。

最上階のラウンジに潜り込んでバルコニーから写真だけ撮らせてもらっちゃった。



いたる所に重装備の警官がいる。スマホをいじりたい時は警官の隣でいじれば安心。

さらに足をのばしてベジャス・アルデス宮殿まで。

近くにあるという評判の良いカフェに行こうと思ったのだが、情報が古かったのか見つからず。
かわりに老舗っぽい可愛いスペイン菓子屋に入ってみた。




ポルボロンが大好物なので2つ購入。他にも色々買ってみた。見た目は素敵だけど、味はわりと大雑把だったよ。やはり日本のスペイン菓子屋ドゥルセミーナが最高!





パン屋さんが可愛い。近江屋洋菓子店を思わせる。
着色料ギラギラでケーキに人形みたいなセンス大好き。
ウェディングシーズンなのかしらん。街中にドレス姿の人も多い。

疲れたので夕飯はホテルの一階にあるレストランGarabatos Centroで食べた。全然期待してなかったのだが美味しすぎた。


アメリカがひどすぎるのでエクアドルの食べ物は美味しいと感じたけど、メヒコこそ絶対的に美食の国だと理解できたよ。付け合わせで付いてくるピクルスと牛肉煮た辛いやつがまず美味しい。これとパンだけでも満足。全部で360ペソ。2400円くらい。チップを300円払った。ここはどちらかというと高級店だからね。物価安い。

実はホテルの近くの総菜屋さんでタコスを食べてみたかったんどけど注文が難しくてあきらめたのだ。英語通じないし、アレンジがたくさんあってわけわからん。親切な警備員が「お困りですか?」と近寄ってきたんだけど、やっぱり英語は話せないんだよね。南米あるある。スペイン語でガンガン話しかけてくる人々。
あさってタコスを食べるツアーに参加することにしているのだけど、最初はそういうのに参加した方が良いと思う。

メヒコ、思いがけず良い国で嬉しい。

明日はテオティワカン遺跡と博物館のツアーに参加するので、予習としてNHKスペシャルの「テオティワカン古代地下トンネル発掘」という番組をストリーミングで観てから寝る。久しぶりに一人部屋で眠れてのびのび。家族でも同じ部屋で何日間も過ごすと疲れるからね。wifiは問題なし。

次の日を見る

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