中南米旅行 2017/8/15

〜旅程〜
成田
ロサンゼルス
マイアミ
グアヤキル
サン・クリストバル島(ガラパゴス)
ガラパゴス・レジェンド・クルーズ
サンタ・クルス島(ガラパゴス)
キト
メキシコシティ←現在地
ハバナ
ロサンゼルス
成田

8/15
今日はハバナへの移動日。
到着した時と同じ運転手さんがピックアップに来てくれる。前回、空港からホテルまで1時間半かかったので心配していたのだが、朝の空港へ向かう道路は特に混んでいなくて30分程度で着いた。

アエロメヒコにはビジネスクラスにアップグレードするオークションがある。今回はそれを利用してエコノミーを脱出した。初めからビジネスを買うよりだいぶ安くなる事が多い。例えば今回の場合、アップグレード代金は1人125ドル。


メキシコ国際空港のラウンジはスパも付いている!営業してなかったけどね…。食べ物は貧弱だけど、空間はゆったりしていて良い。
バーカウンターの超カッコつけてるお兄さんが「変」と書かれたパーカーを着ていた。極度乾燥の服だったのかな。

AM451 10:15メキシコシティ発(フライト時間2:55)搭乗。

アエロメヒコに2回乗ったけど、いずれもパイロットはジェントルで良かった。メヒコはけっこうまともだよ全般に。イメージ変わった。


メヒコ〜ハバナ便はビジネスにアップグレードした上、もともと機材が良いもので面白い映画もたくさんあったので短距離なのが残念だったよ。これがロス〜マイアミ便とかであって欲しかった。
逆にアメリカってリッチな先進国なのに、何で全般にダメなのかね?飛行機の操縦も暴走型で、全然揺れを避けない。そして予定時刻より大抵早く到着するの。合理的だけど粗雑すぎる。アメリカン航空は先日も乱気流事故で緊急着陸したよね。

キューバに着陸。

ところがゲートが順番待ち中なので機内でしばし待てと。40分くらい止まった機内で待たされた。いきなり社会主義の洗礼をうける。「どこでも行列」は本当なんだね!

イミグレもゆた〜り。キューバ入国者に義務付けられている傷害保険についても提示を求められたけど、私の分だけでOKだった。よく見てないんだと思う。
あと荷物ベルトの位置が左右2方向にあって、人の流れに乗ってしまった結果荷物ベルトを発見できないという事態になった。普通の国に比べると色々非合理。

まず両替しないとタクシーにも乗れないので、空港の両替屋に並ぶ。

7人くらいの列だからすぐ終わると思いきや1人10分くらいかかる。途中で係が2人に増えたおかげで早まったけど余裕で1時間並んだよ…。実はそのすぐ近くにATMがあるのを発見したのだけど、列から抜けてATMを試してお金出て来なかったら悲惨なので、頑張って待った。私が両替終わった時、列には何十人も並んでいたのだが、彼らは何時間後にお金を手に入れられるのだろうか。
でも両替屋の警備員さんがずっと楽しそうに歌ってるの。イライラするのアホらしくなるよ。この感じはフィリピンに似ているかも。
ATMを試してみたら、普通にちゃんとお金引きだせた。アメリカで発行されたカードが使えないらしい。日本のカードは大丈夫。

タクシーの運ちゃんは陽気な黒人のお兄さんだったのだが、とんでもなく怖い運転だった。ゲーセンのレーシングゲームみたいにアクセルをグーっと踏み込んでギリギリの隙間をどんどん追い越していく。この黒人とキューバで爆死するのかしら、と思い、生きた心地がしなかったよ…。
飛行機のパイロットは、飛行場までの車の方が怖くて飛行機に乗ると安心する、という話を読んだ事があるのだが、カオス国の運転に関しては私もその考えに完全に同意する。

革命広場を通過中。

命からがらメルキュールホテルに到着。

出入り口にボーイが数人いたんだけど、なんと荷物を待ってくれないのだ。階段がある入り口を私がエッサエッサスーツケース持ち上げてのぼっているのに、仲間と雑談。彼らは何のためにいるのかしら。

建物はキューバらしい寂れた豪華古建築で良い感じなのだが、不潔。衛生感覚はセブ島のボロホテルに近い。

写真に撮るといい感じだけど、家具もファブリックも壊れかけて汚れている。
すごく蒸し暑いのにエアコンがあまり効かない。

眺めは良いけど、網戸がないので窓は開けはなせない。目の前の豪華建築はよく見ると窓が破れた廃墟風。


洗面台のミラーはアンティークのようなサビがたくさん出ている。タオルにシミ。窓があるので救われている。窓は網戸ないので開放出来ないけど。蚊がいるからね。
先住民が急速冷却しようとしてビールを冷凍庫に入れたものが放置されていた。手前の水も我々が入れたものではない。

多分エアコンの内部が掃除がされていないせいだと思うんだけど、ややアレルギー症状が出た。汚れに弱い人やアレルギー系の人は要注意かも。


廊下は吹き抜けになっている。


「ショッピングモール」が付属していると書いてあったのだが、何も売っていない。街中で水すら買えないので、ホテルのレストランなどで売ってたら高くても買うべし。メルキュールの場合、売店はないのだが一階のバーでボトル入りの水が売っているから、それを買うようにしていた。

ちなみにメルキュールはトリップアドバイザーのランクも上位だし最高級ホテルの1つなので、たぶんどこもこういうレベルだと思う。日本人経営の民泊もあるらしいので、清潔さなどにこだわるならそういう所の方が安全かも。


お腹がすいてきたので、ホテルの近くのvanvanという評判良いキューバレストランに行こうとしたのだが、それらしい店舗が見つからない。地図を眺めていたらラスタヘアーの黒人青年が話しかけてきた。お前様はきっとvanvanに行こうとしてるんだろうけど今日はやってないよ。キューバ料理食べたいなら、そこの角を曲がったところに同じような条件の店があるから、そこ行きなよ、と。私がどの角かね?と聞き直すと、すぐそこだよ、と言って店まで案内してくれた。
普通のカオス国だと、こういう人物は悪質な客引きか詐欺師かタカリ屋かその全てかなので警戒していたのだが、我々を案内するとじゃあな、と言って去っていった。


そして結局そこはすごく美味しいキューバ料理を出す店だった。客は欧米観光客メインで値段高かったけどね。

キューバはアンチ・アメリカなので、農業も合理化されておらず、食材は全てオーガニックなんだって。この料理はどうってことない素朴なものなんだけど、素材がとても美味しかった。特に鶏肉は単なるローストなのに臭みゼロ。

店内はやはりオープンエアー。ハエが来るので虫除けアイテムを持参すべきだった。


キューバの観光客向けレストランはマズイ事が多いそう。実はキューバにはキューバ人向けの通貨とガイジン向けの通貨がある。それゆえに店舗も地元民向けとガイジン向けの2種類があるのだ。地元民向けの店には美味しくて安い店が多いのに、ガイジン向けの店はハズレが多いとか。

旧市街の住宅地を歩く。

これが東欧の国とかだったら絶対入ってはいけない危険地域っぽい景観。古建築カッコイイんだけど、崩落している。落書きも多い。しばしば下水臭がする。垣間見える室内はすごく暗くて恐ろしい。しかしその辺で遊んでいるキューバ人たちはノンキそうで戦闘的な雰囲気ゼロ。

実際はかなり薄汚いんだけど、どこで写真撮ってもインスタジェニック(笑)。こういう写真撮ると、ついつい「細い路地に迷い込んだら素顔のキューバに出会えた」みたいなカッコイイ嘘をつきたくなるよね…。

なんか全てが変。固定観念がゆらぐ国だ。
「キューバよかった!」という人が多いので、なにか魔力があるに違いないと思っているのだが、今のところ特に好感は持てないぞ。
でも土井善晴先生の「ちょい住み」でも、土井先生最初すごくイヤそうだったのに最後は解脱されていたので、最終日の心境の変化に期待する事にする。


夕暮れのプールが雰囲気ある。
最近プールとかあっても全然入らないな。体力温存したい気持ちもある。衛生状態が気になるという事もある。


ネット環境が悪いわけではないのだが使い放題ではないので、縦線が入る画質の悪いテレビをつけた。すると「カンフーキッド」やっていた。古臭いキューバのボロいホテルの部屋で懐かし映画観るのいい。
キューバでwifiは時間販売されている。2cucのカードを購入すると1時間ネットが使えるのだ。

カードはホテルや空港で買える。スピードはそこそこ早くて調べものやsnsをやる分にはストレスない。ネットに時間制限があると、ダラダラやらなくなって良い。

シャワーは思ったよりマシだった。普通に温水が出る。排水はあんまり良くない。
ゴキブリというかむしろネズミが出そうな雰囲気で寝るのがちょっと怖い。夜中に大きい虫が壁を這っている夢を見て起きてしまった。

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