成田
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羽田
7/28
本日はホテルを移動する。ずっとゲッレールトにいてもよかったんだけど、F1開催のあおりでホテル代が高騰しているのと、洗濯機があるアパートメントタイプのホテルに滞在したかったのとが理由である。
チェックアウトした後、次のホテルに移動する前に中央市場方面へ寄ることにした。お土産収集するのだ。
中央市場は今では観光客相手の施設になっていて、値段が高い。
1階は食品類、2階はハンガリーのお土産がなんでも揃う。
中央市場でスノードームなどのお買い物をした後、コルソグルメというオシャレ食材店へ。ここに来ればブダペストの一流食材が買える。
うちで暴君ネコの世話をしてくださっている友達のために最高級トカイワインを仕入れる。
最上階にはオシャレフードコートがあって、指差しするとテキトーな分量よそってくれて、重さで値段が決まる。息子と私でけっこうボリュームのあるプレートを頂いたのだが、お会計は全部で800円くらい。ゲッレールトホテルの食事がいかに高いかよく分かった…。日本の物価の半分以下なんだね。
オシャレで居心地良いけど、スタッフは無愛想。口コミでもクレーム多数。良い店なのにもったいない。
わりと美味しかったけど、やっぱり肉焼いて塩振っとけよ的な味。
次は絶対にアジアに旅行したい。
ブダペストのお土産。民族衣装の木製人形はマグネット。スノードームはブダ城。伝統工芸の刺繍ハンケチ(息子が女子に渡すお土産用)。Corsoで買ったトカイワイン。
ゲッレールトホテルに一旦戻って荷物をピックアップして、そのままタクシーで次のホテルへ移動。
Budapestay serviced apartmentsというホテル。
エントランスがアール・デコで超かっこいい。しかしゴミ置き場からゴミの匂いが漂ってきて、なんか陰気。ちゃんと管理すれば素晴らしいだろうに。もったいない。
中庭に面している部屋。住民がバルコニー感覚で廊下でくつろいでいる。
トリップアドバイザーで上位ランキング入りしている素敵なサービスアパートメントを予約したつもりだったのだが、実態は薄汚い民泊だった…。
IKEA製品で飾り付けた室内は、写真うつりが悪くないので、ここがダメ物件だということが伝わりにくいかと思うのですが。
床にゴミが落ちていたり。
タオルが使い込んだ雑巾なみに汚かったり。
シャワーがカビだらけでドアが壊れてたり(水漏れするし、ドアが落下しそうで怖かった)。
湯沸かしポットの金属サビてるしケチャップみたいなのが飛び散ってるし、色々キツイんだけど、なによりクソ暑いのに冷房がないのがね。
トーキョーみたいに暑いわけじゃないから、窓から換気できれば別にいいんだけど。
窓は全て通路に面していて、簡単に侵入できる位置にあるので、開け放しには出来ない。もちろん網戸もないし。よその家はけっこう鎧戸を付けている。
締め切っているせいか、夜、何度も一酸化炭素中毒検知ブザーが鳴って怖かった。酸欠気味になっていたのか、警報機が壊れていたのか、原因は不明。防犯性も心許無く、不安感と暑さで夜中に何度も目が覚めた。
でもこの民泊ってトリップ・アドバイザーで上位ランキング入りしているんだよ。もしかしてこれが庶民的ハンガリアンの生活感覚なのかな…。いや、でも少なくとも先進国から来た人は耐えられないと思うんだけど。
トリップアドバイザーも信用できないね。分からないけど、評価買ってるか、さくらなんじゃないだろうか。
3泊する予定だったけど、かなり不安な宿なので、明日息子を空港に送るタイミングで別のホテルに移動することにする。F1の影響もあり、この劣悪民泊でも1泊15000円くらいしたので、腹立たしい。ちなみにゲッレールトは1泊20000円くらいだった。
立地だけは良い。宿の目の前はリスト音楽院。
翌日から泊まるホテル予約してから、気を取り直してジェルボーに行くことにする。
徒歩で行けた。ジェルボー全景。
ホテルも付いてるのかな。こっちに泊まりたい…。
19世紀半ばの創業。リストもエリザベト皇妃も常連だったそうですよ。つまり名士の社交場だったんでしょうね。今では短パンやタンクトップの観光客ばかりだけど。
混雑を避けるためにグーグル混雑状況を確認して、19時すぎに訪問。そしたら屋外席は満員なんだけど、瀟洒な室内席は無人。
なんでガイジンって外で飲み食いしたがるの?
ジェルボーなんて、このサロンに座らないと意味ないじゃん。
クロックムッシュとイチゴのマカロンサンドとチョコレートシェークと紅茶をたのんだ。
海外で名店と言われるケーキ屋さんって、だいたい期待外れじゃない?日本のパティシエは一番意識高いもん。日本の名店より美味しいケーキを海外で食べたことない。しかもマカロンサンドって地雷っぽいよねー。マカロンは普通マズイ。
ところが、これが超美味しかったのだ!わななきましたよ。甘さ控えめでマカロンはほぼ食感と風味。内部のバニラクリームも砂糖控えめだが濃厚。それで完熟のイチゴの甘さがクリアになるの。
これほどのレベルとは…。
クロックムッシュも素晴らしかった。チーズがとても濃厚なゴーダでハムも添加物の風味がない素朴な味。
この日は最悪の民泊に入居して惨めな気分になっていたので、ジェルボーの高貴さにめまいがしたよ。
たぶんブダペストで訪問すべき場所はゲッレールト温泉とジェルボー本店だと思う。観光地No. 1のブダ城とかより優先順位高いんじゃないかな。
ちなみに値段は現地民には信じられないほど高いと思うけど、日本人的には普通。トータルで4000円ほど。トーキョーのオシャレぶってるけど大したことないカフェで飲み食いするのと同じくらい。
お土産にクッキーも購入。これもまた美味しいの。ブダペスト土産に最適。
帰りはメトロに乗ってみた。
かっこいい。
車両が全部独立しているので、もし変な人と車両に2人きりとかだったら怖いと思う。人がたくさん乗っている車両を選ぶべし。
「ロシア東欧旅行15日目(2018/7/28)」への1件のフィードバック