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ベニスに戻ってきた。
MSCの船旅には、いろいろうんざりしていたので、下船できてうれしい…。
エーゲ海とか地中海クルーズは、絶対にハイシーズンに行かない方がいいですよ。春とか秋に良い船で行けばわりと楽しいかもしれない。
下船後もピープルムーバーの駅まで歩き、モノレールに乗ってローマ広場へ。
そして、ローマ広場からサンタ・ルチア駅方面に向かう橋の途中でお金すられた…。
橋を渡るために、スーツケース持って階段登りながら、ショルダーバッグを肩掛けしてた時にやられたと思われる…。ガイドブックに、ベニスは他の都市よりスリなどが少ない、と書いてあったので油断したよ。とほほ。
けっこう治安の悪い土地を旅行したこともあるけど、お金盗まれたの初めて。やっぱり気をぬくとダメなんだね。
でも不幸中の幸いは、どうやらプロ意識の高いスリだったらしく、なんと現金だけ抜かれていたのです!財布は戻っているの。カード類もすべてそのまま。財布ごと無くなっていたら、かなり厄介な事態になったので、本当に良かった…。
今夜の宿はホテル・カールトン・オン・ザ・グランドカナル Hotel Carlton on the Grand Canal。
MSC乗船前に泊まっていたベリーニ・ホテルと同じく、駅前の便利立地。値段も同じくらい。でもベリーニの方がオススメ。部屋も広いし、朝食会場が可愛いし、内容も豊か。あと、ベリーニは本当に駅前で、橋を一つも渡らなくて良いけど、カールトンは橋を渡らなくてはいけない。橋といってもけっこうな段数の階段ですからね?スーツケース持っていると結構辛いよ。1回20ドルくらいでスーツケース運んでくれるぼったくりポーターがいるんだけど、それをお願いしそうになったもん。
お金盗られてベネチア人不信だけど、お腹空いたので散歩に出た。
唐突な行き止まりは水路。柵とかないし、道の延長が段差もなく水なので、酔っぱらって落ちて死ぬ人多いんじゃないかしら。
観光客が井戸の水を水筒に入れてるの見かけるけど、水質大丈夫なのかな。
グーグルマップがなければ目的地に到達するの絶対不可能。
メジャーな通りは晦日のアメ横みたいにとんでもない人混みなのに、ちょっと路地を入ると誰もいない。かっこいいなー。不動産買いたい。
ドアに顔が付いている。
ところで、旧いものを大切にするヨーロッパ的文化に憧れていたんだけど、ベニスとかフィレンツェとか歩いていると、本当に崩落寸前みたいな歪んだ家が普通にたくさんあって、いくら何でも古建築にこだわりすぎじゃないかとも思う。
日本でチープ建築にいろいろ利権があるように、ヨーロッパでは古建築に利権があるんですかね?もし本当に単なる美徳としてこれほどボロ建築を大切にしているとしたら、それはそれで病的な感じがする。老人が何でも捨てられなくなるのと似ているような…。
日本とかアメリカには、イノベーション礼賛みたいな精神風土があるけど、ヨーロッパに住んでいると、そういう気概はなくなるんじゃないかな。職人的な美意識なんかは圧倒的に勝ってそうだけど。子供のころから手の込んだ美しいものに囲まれているから。
サンマルコ広場は、多国籍な人々が地面にいっぱいしゃがみこんでいて、難民キャンプみたいだった。マーラーの曲とか、絶対流れてこない感じ。
サンマルコ広場にある世界最古のカフェ・フローリアンに行ってみた。
1720年創業で、1800年代の室内装飾が現役。
素晴らしいけど、ヨーロッパを旅行しているうちに、こういうものにあまり感動しなくなってきたよ。
それにしてもベニスって物価高い。アフォガートとアイスティーで4200円。ミュージシャンがいて、彼らへのチップも強制徴収される。
ベニスは物価が高いことで有名らしい。来てから知った。あとヨーロッパ全体に言えることだけど、空調がない店が多いよね。ここも暑くて長居する気になれず。すごい勢いでアイスクリーム溶けた。ウェイターは白いジャケット着用で、汗ダラダラ。見てられない。
なお、サン・マルコ広場にあれだけ人がいるのに、このカフェはがら空きだった。
テオドーロの円柱の広場。
人が多すぎて何だか分からん。
まともな食事に飢えていたので、高額覚悟でレストランに入ってみた。名前失念したけど、トリップアドバイザーで高評価の店だった。パスタ的なものを各自1皿と水のボトルをシェアして7000円くらい。高い…。味は悪くないけど普通。
店内には当然のように犬。
舟遊びしているのは、ほとんどが中国人。
カーニバル用のものを売っているお店かな。
カーニバル、観に来たいなー。
落書きされている壁もある。
人気のない路地は歩いているだけで超楽しい。
不動産価格。
ホテルに戻って休憩。
ルームサービスもないので、駅のデリでピザを買って食べた。味はまあまあだった。
部屋からの眺め
ベニスの入り口サンタルチア駅には、ぼんやり座り込むバックパッカーがたくさんいる。なかにはゴザを敷いて野宿態勢の人々も。彼らはベニスの物価高を知らずに到着してしまい、宿も取れず、食事も取れず、次の電車を待っているらしい…。
たしかに何もかも高くて、キオスクのコーラも2.5ユーロから。大枚はたいて豪遊する覚悟のある人じゃないと、なかなか楽しめない土地かも。
次の日に続く
「2015 ヨーロッパ周遊旅行(2015/8/9)」への1件のフィードバック