ホテルの近くにあった日式レストラン「尚更」のポスターに心惹かれる。
ポエムの迷宮感がいい。
頭に手ぬぐい巻いて腕組んでるポーズって、日式ラーメン屋さん様式だよね。
偶然にも夫の友人たちが台北に滞在していることを知り、台北之家で一緒にブランチすることになった。
もともとアメリカの大使館だった瀟洒な建物。今は映画館付き文化施設になっている。
売店に妙にネコグッズが多い。台湾人ってネコ好きだよね。ロシア人ほどではないが。
おしゃれな盛り付け。値段は高い。このプレートとコーヒーで1500円くらいしたような。味は普通。もちろんまずくない。でも台北って安くて美味しい店がたくさんあるので、わざわざここで食べる必要もないかな。
夫は交友関係が広いので、このような「偶然の邂逅」がよくある。インドでも香港でもあった。私は友達が少ないのでうらやましい。
ブランチの後、夫は近隣の映画館巡りへ。私は日本人医師のいる美容医療院の「永茂診所」へ。
メトロの中山駅の目の前なので、うちのホテルからも徒歩圏。ブログなど読むと台北在住日本人にも評判が良く、日本よりも料金がお手頃なのだ。
女医の村上先生は眼力が強いので初めは圧倒されるが、実はサバサバした優しい先生。HIFUに興味があったんだけど、痛そうなので怖くなり、フォトとヤグレーザーをやってみることにした。
こちらがメニュー表。
ベッドに横になると看護師さんがメイクを落としてくれる。麻酔クリームを15分くらいパックした後に施術。麻酔の効果もあって全然痛くなかった。皮膚は少し赤みが出ていたけど、BBクリームでカバーできる程度だし、夜には完全に鎮静しましたよ。鎮静用のクリームと顔を隠すためのマスクもくれた。料金は13000円くらい。
気軽なメンテナンスで良いかも。今後、台北での行きつけになる予感。私はHIFUやらなかったけど、痛みが心配な場合は目の周囲だけやってみる、という部分施術も可能だそう。それで耐えられそうなら顔全体をやれば良いのだそう。
いったんホテルに戻って休息した後、Uberを呼んで九份へ向かう。
そして九份へ行く途中に「十三層遺跡」にも立ち寄れることが判明したので、ついでにに行ってみることにした。
伊豆の海沿いの道っぽい。
十三層遺跡は80年代まで稼働していた日本経営の金精錬所である。ちょっと軍艦島的な風情がある。ちなみに九份は、ここで働く労働者のための街。
しかし観光知識皆無の地元青年が運転していたので、いわゆる十三層遺跡らしいビューの場所を通り過ぎていき…。
いきなり山頂に到達!
マップで「十三層遺跡」を指定すると、そういう事になります。
海沿いの道を走っていると廃墟が見えてくるので、その辺りで車を停めてもらえば良い。あと、台湾人の英語力は日本人くらいなので、念のためグーグル翻訳で台湾語をスタンバイしておくべし。
ウバー青年に待っていてもらい、ちょっと歩き回ってみた。
山頂に民宿がある。
巡回バスがあるみたい。ここもビュースポーットらしい。
車に戻ると、青年が「近所に有名な滝があるから、そこを見てはどうか?」と提案してくれたので行ってみることにする。
ウバー青年は、廃墟は観光地ではないけど、この滝は観光地だと思っているようだ。実際、ここにはたくさん観光客がいる。
十三層遺跡に執着している夫がグーグル翻訳を使って「(十三層遺跡が見える)駐車場に戻って欲しい」と伝えたのだが、ウバー青年はこの滝のある場所を「駐車場」と理解したらしく、滝鑑賞が終了するやいなや、どんどん九份へ向かっていったよ。
十三層遺跡を見たい方へ。台北市内から十三層遺跡を場所指定してUberで向かう場合、海沿いの道を走っていくことになる。実はその海沿いの道から見える風景がいわゆる十三層遺跡らしい景色である。十三層遺跡として地図上で指定される場所は、建物がある山の頂上なので、廃墟は見えない。なので、海沿いの道を走っていて遺跡が見えたら、そこで車を停めてもらうべし。夫によると、遺跡が見える場所に大きい駐車場もあったそう。そこで鑑賞してから山頂へ向かえば良い。山道の途中にも風味のある小さい廃墟があるので。
15分程度のドライブで九份に到着。
九份もUberで場所指定すると中途半端な坂道の道路で降ろされる。その道路から人が群がるほそーい商店街的な道に入っていけば良い。常に人がたくさんいるので、すぐ分かる。
ロクでもないThe観光地だと予想していたけど、意外と面白かった。
2メートル幅くらいのごちゃごちゃした昔の市場的な細道を歩いていくと、最後は崖の上の見晴らしの良い場所に出る。
平日17時くらいの様子。この時間が混雑ピークっぽい。提灯が灯る時間帯。
両手に杖持った婆さんが「怖いわー」とか言いながらエッサエッサ降りていたので、「あなたの存在が一番怖いよ」と心の中でつぶやいた。婆さんが転倒したらドミノ倒しで数十人死亡の惨事になったはず。
こういう危険な観光地に、けっこう杖持った老人とかいるじゃん。人間の旅行欲って凄いよね。
見晴らしの良い場所。
2メートル幅の細道に車が入ってくる!
九份茶房という評判の良い茶店で休憩することにする。
フードメニューはこれくらいしかないけど、美味しいよ!
地下にギャラリーらしきものもある。
観光地っぽい謎店舗が多いので、飲食する店はちゃんと下調べしてから行った方が良い。「九份茶房」は本格的な台湾茶道が楽しめる老舗で良かった。
ネコグッズだらけ。
金鉱、お茶、ネコ、提灯。全部入り九份スノードームとマグネット。
しかし帰国後、テーブルに置いて、一瞬目を離したすきに叩き落とされたよ。ドーラに。
台湾のスノードームばかり狙うのは何故なんだろう。右は息子が昨年移動教室で買ってきて、すぐに叩き落とされたもの。
もう最近、何を壊されても動揺しなくなったけどね。ドーラは自然現象。本人がケガしなければなんでもいい。
帰りもUberを使いたかったのだが、九份は必ずUberが見つかるとは限らないようだね。我々は少し人が減り始めてからUber探したせいか、まあまあ簡単につかまったけど。帰宅ピークの時間を少しずらすのがポイントかも。みんな夕暮れ時のランタンが点灯するタイミングを狙ってくるので、ランタン点灯後2時間くらい経つと空いてくる。九份茶房でお茶飲みながらくつろいで時間潰せば良い。
Uberの安全運転で中山地区に戻った。
ベトナムほどじゃないけど、台北もスクーター多いねー。逆に大きいバイクはほとんど見かけない。
夕飯はまた三越の鼎泰豊で食すことにする。しかし週末なのでかなりの行列。整理券をもらってスタッフさんに聞いたら、だいたい1時間待ちくらい、と言われた。
そこで、三越に入っている春水堂のタピオカミルクティーを飲みながら待つ。
ここにもネコグッズ。
台湾人、ロシアン並みのネコ好きかもしれんな。
ようやく順番が来た!安定の鼎泰豊。食べきれなかったら持ち帰れるので多めに頼む。
今日も盛りだくさんな1日だったな。