究極の贅沢リゾート ムパタサファリクラブ

CREA webにルヌガンガの記事が掲載されている。
スリランカに行くなら、ここに必ず泊まりたい。

http://crea.bunshun.jp/articles/-/11044

重厚で美麗なしつらい、フレンドリーなスタッフ、美味しい食べ物、手つかずの迫力ある自然。
そしてテレビはもちろん、電話もWiFiもなし。
電気も時間限定。蝋燭しかない夜の贅沢さ。
高級リゾートでは、そういう貴族的な体験をさせて欲しい。と常々思っている。

便利さと優雅さはトレードオフだからね。

かつて、ケニアの「ムパタサファリクラブ」がそういう素敵なリゾートであった。

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バブル期にしか実現不可能であっただろう破天荒な企画で建造されたマサイマラの理想郷。
マガジンハウスの名物編集者小黒一三氏があちこちからお金をかき集めて執念で建造したそうです。その顛末は伊集院静「アフリカの王」にて小説化されています。

エドワード鈴木が設計したミステリアスな建築と家具は傑作ゲーム「MYST」の世界観そのもの。

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こちらで詳しく見られます。

そして夜明け前に出かけるサファリの冒険。
全てがあまりにも美しくて、それ以後どんなリゾートに出掛けても、ついつい1999年の夏休みのムパタサファリクラブの記憶と比較してしまう。

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今もムパタはすごく素敵な場所だけど、wifiや電気は導入されたとのこと。

昔に比べるとマサイマラに民家が増えてしまい、観光客用のロッジも乱立したので、丘の上のムパタサファリクラブから見える景観にだんだん人工物が増えてきてしまっているのが残念かな。サファリ・ジープがライオンを取り囲むような状況になってしまっているのもね。サファリ観光業は自然保護や野生動物保護の資金源になっているので観光が盛り上がるのは良いことなんだけど、一人一人から高いお金を徴収してロッジを減らしたり、自然保護区と民家エリアを厳格に分けてほしい。ルワンダのゴリラ観光はそういう事を実現できているのでケニアでもできるはず。

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