小林正樹展@世田谷文学館

現在、世田谷文学館にて「小林正樹展」をやっています。

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小林正樹監督といえば、なんといっても「化石(1975)」および「燃える秋(1879)」といふ私的偏愛映画2作品の監督ですからね。
館内撮影禁止なので、お見せできないのが残念ですが「燃える秋」の涙ツボとか「化石」のプライベート撮影記録8ミリ動画とか展示されてて震えが止まらなかったよ。

それにつけても、上記2作品は和製ヴィスコンティと形容すべき真に豪奢な映画なので、小林正樹監督は、きっと「影山」のような耽美的生活をしていたに違いないと私は勝手に妄想していたんだけど、実は「怪談(1865)」で破産した後、ずっと小さい下宿で間借り人として暮らしていたという…。

誰かパトロンになってやらんかい!

例えばヘルムート・バーガーは、ヴィスコンティの死後、暮らしむきが悪くなってからはずっとイタリアの貴族の邸宅に囲われていて、ゴージャスなニート生活を送っているらしいよ。
そういう貴族文化みたいなの、芸術には絶対必要なんですよ。

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