2015 ヨーロッパ周遊旅行(2015/7/24)

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本日はノイシュヴァンシュタインに行く日本人ツアーに参加した。
ほとんど自由行動だし、バスに乗れば自動的に到着するし、日本人の感じのいいガイドさんが色々教えてくれるし、何よりノイシュヴァンシュタインのチケット売り場は長蛇の列だったので、本当に個人で行かなくて良かった!

集合は早朝のミュンヘン駅構内。
私は早起きが苦手なので、このイベントのためにミュンヘン駅隣のホテルにステイしている。

15人程度の日本人集団で、専用バスに乗る。
バスの中でガイドのマダムがルードヴィッヒの生涯やバイエルンの歴史について話してくれる。遠足っぽい。

ドイツの田舎ってすごく美しいね!この整然とした感じってなんなんだろう。デザインされた感。

時々、カヤックで湖を渡っている人影も。
こんな場所に別荘を持っていて、カヤックとかする生活ってどんだけ豊かなんだろう。

ドイツのいいところは色々あるけど、車移動に安心感があるところも素晴らしい。車はベンツが多くて、ゆったりして静謐だし、運転も丁寧。周囲の車もマナーが良い。カオス国を旅行していると、とにかく車移動が怖くてイヤなんだよ。

1時間くらいのドライブで到着。

ノイシュヴァンシュタイン城は今回の旅のハイライトの一つだ。
ルードヴィヒ大好きなので、彼の人生を象徴する空間を是非とも見てみたかった!

ところでノイシュヴァンシュタインを訪問するなら、これは絶対に見ておくべき作品。

そして、こちらも読むべし。

ヨーロッパを旅する前に絶対読むべきシブタツ先生の著書多し。

私はこれを読んでイタリアにとても興味を持つようになりました。

ツアーなので、チケットは購入済み。番号が割り振られていて、指定の時間にゲートに行くと入れるシステム。思いつきで現地に行ってもチケット買えない可能性があるので、できればツアーで行くことをおすすめするよ。

お向かいには、ホーエンシュヴァンガウ城がある。こちらはルードヴィッヒの父の城で、ルードヴィッヒの幼少期の住まいでもあった。

指定時間まで、お城が見える待合場所でアイスクリームなど食べながら待つ。
水やスナックを持参すると良いかも。ガラス瓶入りの水しか売ってなかった。たぶんゴミを出さないための工夫だと思う。ガラス瓶はお店が回収するので。

お城までは、このような坂道を30分くらいかけて登る。馬車も走っているので、体力ない人は馬車を利用しよう。

馬糞だらけ。

いよいよ入場時間!

しかし、城内は写真撮影禁止!残念すぎる!

1時間程度のツアーでみんなで並んで見学してまわった。入れる空間は限定的。それでもすごく興味深い経験だった!

一言で言うと、あまりのキッチュさに驚かされた。ここは、ほぼディズニーランドだよ。もちろん非常に精密に作られた最高級品だけど。城内を巡っているうちに、だんだんすごく虚しい気分になってくる。

ルードヴィヒってかわいそうだな。例えば現代の日本のそこそこリッチな家に生まれていれば、かっこいいオタクとしてわりと楽しく生きられたんじゃないかな〜と想像する。

ちなみにツアーで「あの洞窟」(「ルードヴィッヒ」では撮影されている)は、案内してもらえない。テーブルが昇降するエレベーターも見られなかった。

でも当時最先端の電話とか水道設備とかカラー照明とかがあるのは見れた。全部ガジェットヲタクのルードヴィヒが提案したものらしい。中世の世界観に憧れている情報通のヲタが、文字通り自分の城を作ったわけですね。なんというか「理想の自分」のために桁違いの消費活動をすればするほど、現実の自分と乖離していく感じがすごすぎて、20分歩き回るだけでも鬱病になりそうだった。

この感じは、現地に行かないとわからないので、ルードヴィッヒ好きなら必ず訪問すべき。


城の中から見える風景。外の景色は撮影してもいいと言われた。

見学が終わった後も、2時間くらい自由時間があったので、観光地っぽいカフェでランチ。

みんなドイツは食べ物が辛い、と言うけど、本当に辛いですね。どこ行ってもこんなのばっか。フライドポテト嫌いになりそう。

1000人くらい中国人を引率している中国人ガイドが、私の足元を指差して「あなた!それ、アイヤ〜!」と叫ぶので何かと思ったら「靴の紐!ほどけてる。危ないあるよ!」と教えてくれた。中国のガイドはきっと日本に行く機会が多いから、日本語できる人が多いんだろうね。中国人の悪口を言う日本人ってけっこういるので気を付けた方がいいかも。

ところでドイツも中国の植民地になった模様。お土産屋さんには何故かドイツの鍋や家電が山積みで、ノイシュヴァンシュタイン城の麓でこんなもん買う奴いないだろ、と思いきや、爆買い旅団が根こそぎ買い占めていった!しかも鍋が入る珍しいサイズのリモワが一緒に置いてあって飛ぶように売れていく!

土産物屋には、シュタイフが作ったルードヴィッヒ風のテディベアが売っていて、ちょっと心惹かれた。

城が建っている村の雰囲気もいい。

野っ原の中に、ポツンと教会が建っていたり。

絵本の世界みたい。

城の後は中世っぽい可愛い景観で人気のフュッセンの街に立ち寄った。

建築が可愛いからオシャレな街に見えるけど、ババ服屋とか品揃えの悪いおもちゃ屋さんが並んでいる単なるイナカ。

本当はノイシュヴァンシュタイン城だけで満腹になったので、さっさとホテルに帰りたかったけど、そのあたりはツアーだと融通がきかないよね。

歩き回るのは面倒なのでカフェでアプフルシュトゥルーデル頼んだらメガサイズで食べきれなかった。
お菓子とか、基本的に全て日本の名店の方が美味しいよ…。

Fussenの普通の民家。
これが日常って素晴らしい。

ツアーなので、とうぜん世界遺産ヴィースの教会に立ち寄る。

教会美術がよくわからないので特に感動はなかったんだけど、たまたまコンサートが行われていて、教会の外に音楽が流れてくる感じが良かった。周囲は畑と野っ原で、演奏が終わった楽団が大きいチェロとか担いで畑の中を歩いて帰る景色も素敵だった。

夕方、ミュンヘン駅に戻る。
ツアーなので、マイペースに動けないのは難点だけど、とても楽しかったよ。

ホテルに戻る前に駅ナカを探索したらアジア料理屋があったので、ジャパンボックスというジャパニーズのための野菜たっぷりソバを入手。

毎日毎日ソーセージとフライドポテトしか食べさせてもらえないので、ものすごく野菜が食べたかったのだ!生き返る〜。
息子は相変わらずカリーヴルスト。

ノイシュヴァンシュタインにはベタなお土産がたくさん売っていて良かった。

次の日に続く

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